【Clip! アカデミー】 第59回 2006/10/24
第3週 解説号「心の物語図の未来」
◆提供:臨床心理士指定大学院受験講座◆
http://www.clinicalpsychology.jp/
◆目次◆
【弊社スタッフ竹内が、読売ファミリーに取材を受けました。】
1)【前回のまとめ】
2)【それでは問題です】
【Q1】世界仮説に関する問題
【Q2】様々な質的研究法についての問題
【Q3】ナラティブモードについての問題
【次回配信日】
【参考文献】
【編集後記】
==================================================================
○ ~~~~~~Clip!アカデミーサイクル~~~~~~ ○
◆ 【Clip!アカデミー】は、
心理用語を紹介するだけの従来の心理系メルマガとは異なる、
1ヶ月(3週)1サイクルで完結するユニークな
無料心理学メールマガジンです。
■ 基本サイクル ■
第1週「エッセイ号」…問題提起
↓
第2週「問題号」…練習問題
↓
※【今回はこちら!】 第3週「解説号」…確認とフィードバック
↓
第4週 基本的にお休み
(特別号が配信される場合があります)
↓
■ 第2サイクルへ続く ■
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【弊社スタッフ竹内が、読売ファミリーに取材を受けました。】
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◆関西方面で人気のフリーペーパー
「読売ファミリー」2006年9月27日号に、
竹内が臨床心理士としてコメントを提供しています。
竹内は【Clip!アカデミー】の執筆責任者であり、
【Clip!アカデミー】の質の高さが、メディアから注目された結果
今回の新聞掲載となりました。
紙面では「ホメ上手大人の心得」のテーマで、
上手なほめ方について
心理学的な観点からコメントを行いました。
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【Clip!アカデミー】では、
これからも心理学を学ぶ皆さんを応援していきます。
今後とも臨床心理士指定大学院受験講座を
よろしくお願いいたします。
Clip!アカデミー事務局
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1)【前回のまとめ】
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
心の物語図を巡る検討も、
今回で最後になります。
前回のエッセイ号では、
これまでの議論を受けて、”こころ”を物語として捉えることの、
限界と課題について検討しました。
●心の物語図(仮)
===========================
それまでの理屈では説明ができず、納得ができない“何か”
↓
物語的ロジック
↓
物語による理解
===========================
●心の物語図2(仮)
==========================
それまでの理屈で説明できない“何か”=“こころ”
↓
科学的ロジック/物語的ロジック
↓
物語としての“こころ”=心理学理論
==========================
ナラティブとして世界を捉える捉え方として、
質的研究法を考えたとき、
臨床心理学と事例研究が抱えている課題は、
ナラティブ・モードの抱えている限界と、
つながっているようです。
個々の事例研究は勉強になるものが多くとも、
全体の枠組みとして、
臨床心理学全体を発展させる仕組みとしての、
弱さを、どう乗り越えていくのかが、
これからの課題になるのではないでしょうか。
このような関心から検討してきた
心の物語的側面ですが、
解説号で最後のまとめをしていきたいと思います。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
2)【それでは問題です。】
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【Q1】世界仮説に関する問題
科学哲学者のペパーは、我々が、
世界観を周囲にあるものから比喩的に構成しようとする傾向を指して、
ルートメタファーという概念を提唱している。
なかでも、科学が現象を捉えるのに用いる4つの世界仮説を挙げている。
ナラティブ・アプローチが前提とする世界仮説として、
最も適当なのはA)~D)のうちどれか。
以下の選択肢から選びなさい。
====選択肢=====
a. フォーミズム
b. 機械論
c. 有機体説
d. 文脈主義
============
正解は、 【 d. 】
人間は、自分の世界観を構成するために、
自分の身近な事物や現象を比喩として使う傾向がある。
ここでいう「比喩」のことを、
ルートメタファと呼びます。
例えば「徒然草」に出てくる「木登りの達人」は、
木登りだけをしてきたにもかかわらず、
人生を木登りに例えて、奥深い考えを披露しています。
ペパーが科学や哲学から抽出したルートメタファが、
類似性、機械、有機体、文脈の4つです。
初期の行動主義は、
人間を機械として考えるところからスタートしていますし、
発達段階論は、受精卵から成体に至る、
有機体の発達の段階を比喩的に用いています。
フォーミズムの例として挙げられるのは、
ヴントの要素主義です。
ナラティブ・アプローチは、
文脈主義の立場に立っているといえます。
人間が、世界について考えるために適当な比喩を
必要とする、という考え方自体、
そもそもブルーナーのナラティブ・モードという
捉え方に似ています。
【Q2】様々な質的研究法についての問題
様々な学問領域において、
それぞれに特徴的な質的研究が考案されている。
以下の選択肢の中から、
特に看護学の研究から出てきた手法を選びなさい。
=====選択肢======
a.グラウンデッド・セオリー
b.事例研究
c.フィールドワーク
==============
正解は、 【 a. 】
研究法は、常に何を捉えるために作られた方法か、
を念頭においておく必要がある。
質的研究が盛んな領域は、もともと量的研究を適用しづらく、
適用しても、現場の実感から乖離した理論しか作り得ない
ところです。
その実態を憂えた研究者達が、
なんとか自分たちの専門領域に、
現場との乖離が少ない理論をもたらそうと
悪戦苦闘した結果から生まれてきました。
質的データを分析し、解釈するため、
様々な理論や手続きが必要となりました。
統制された実験という、シンプルな道具によって、
実験データのみから仮説を実証していこうとする量的研究に対して、
複雑な手続きや道具を使って、
膨大な質的データの中に意味を見いだそうとするのです。
ここに、量的研究とはまた違った苦労があるといえます。
苦労の結果が研究法にも反映するわけで、
例えば「グラウンデッド・セオリー」という名前からは、
文字通り「地を這うようにして」ひたすら丹念にデータを拾い集め、
付き合わせながら理論を構成していく、という、
なんとも気の長い地道な作業が見て取れます。
このような作業を通じて、
なんとか研究の妥当性や信頼性を獲得しようとする努力には、
並々ならぬものがあるといえましょう。
ただし、研究法が一度確立してしまうと、
皇族はその名前だけ借りて、「○○分析をした」で安心してしまう
ところがあります。
質的研究を利用するならば、
まずはその研究法が確立した学問領域において、
なぜそのような研究法が必要とされたのかという成立背景、
現場や研究者たちの思いを、
押さえたいところです。
彼らは、なんとかして捉えたい対象があったからこそ、
そのための道具を考案したのですから。
【Q3】ナラティブモードについての問題
J・ブルーナーが取り上げている、
論理-実証モード(paradigmatic mode)、
物語モード(narrative mode)
の認知作用について、以下の表を埋めなさい。
| 論理-実証モード | 物語モード
――――――――――――――――――――――――――
目的 | (1) | (2)
――――――――――――――――――――――――――
評価基準| 妥当性・正確さ | 迫真性
――――――――――――――――――――――――――
結果 | (3) | (4)
――――――――――――――――――――――――――
A 説明 B 真実味 C 普遍的真理 D 理解
======選択肢=====
1) 2) 3) 4)
a. A C B D
b. A D C B
c. B A C D
d. D A C B
==============
正解は、 【 b. 】
ブルーナーは、
社会心理学、発達・教育の分野に置いて大きな成果をあげ、
晩年になってナラティブに深い関心を寄せました。
それまで注力してきた科学的方法論とは異なる形で、
世界を捉える方法として期待したのでしょう。
パラディグマティック・モードと、ナラティブ・モードの区別は、
現在の質的研究において、
重要な理論的根拠として盛んに参照されています。
医学や心理臨床でもそうですが、
エビデンス(科学的根拠)に基づかない実践は、
どうしてもマンパワーに頼らざるを得ず、
どうしても理論化が遅れたり、
努力が正当に評価されにくかったりすることも多いのです。
そうした実践を、
ナラティブに基づく実践と位置づけ、
エビデンスに基づく実践と同じように研究可能であり、
その価値があるものとして認めるための根拠を提示したことは、
ブルーナーの大きな業績であるといえるでしょう。
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【次回配信】
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次回 【エッセイ号】… 11月7日(火)にお送りする予定です。
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【参考文献】
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● 比喩から学ぶ心理学 2004 田邊敏明 北大路出版
● 現代心理学〈理論〉事典 2001 中島義明 編 朝倉書店
● 可能世界の心理 ジェローム・S・ブルーナー著 田中一彦訳
1998 みすず書房
● 質的心理学-創造的に活用するコツ 無藤隆・やまだようこ・南博文
・麻生武・サトウタツヤ編著 2004 新曜社
● 現場心理学の発想 伊藤 哲司・下山 晴彦・佐藤 達哉・奈須 正裕
1997 新曜社
● 人生を物語る-生成のライフヒストリー- やまだようこ 編 2000
ミネルヴァ書房
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【編集後記】
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心の構造図からはじめた
”こころ”の様々な側面の検討ですが、
心の物語図でひと段落という感があります。
ここから先、
”こころ”をどのように捉える射程がありうるのか、
次回からの新しい章で考えていきましょう。
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送信者:臨床心理士指定大学院受験講座
http://www.clinicalpsychology.jp/
※Clip!アカデミーの記載内容は臨床心理士指定大学院受験講座に帰属します。
無断転載・転用を禁止します。
2006年10月24日火曜日
【Clip!アカデミー】第59回:解説号「心の物語図の未来」
2006年10月17日火曜日
【Clip!アカデミー】第58回:問題号「心の物語図の未来」
【Clip! アカデミー】 第58回 2006/10/17
第2週 問題号「心の物語図の未来」
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◆目次◆
【弊社スタッフ竹内が、読売ファミリーに取材を受けました。】
1)【前回のまとめ】
2)【それでは問題です】
【Q1】世界仮説に関する問題
【Q2】様々な質的研究法についての問題
【Q3】ナラティブモードについての問題
【次回配信日】
【参考文献】
【編集後記】
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第1週「エッセイ号」…問題提起
↓
※【今回はこちら!】 第2週「問題号」…練習問題
↓
第3週「解説号」…確認とフィードバック
↓
第4週 基本的にお休み
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1)【前回のまとめ】
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心の物語図を巡る検討も、
いよいよあと少しとなりました。
前回のエッセイ号では、
これまでの議論を受けて、”こころ”を物語として捉えることの、
限界と課題について検討しました。
●心の物語図(仮)
===========================
それまでの理屈では説明ができず、納得ができない“何か”
↓
物語的ロジック
↓
物語による理解
===========================
●心の物語図2(仮)
==========================
それまでの理屈で説明できない“何か”=“こころ”
↓
科学的ロジック/物語的ロジック
↓
物語としての“こころ”=心理学理論
==========================
ナラティブとして世界を捉える捉え方として、
質的研究法を考えたとき、
臨床心理学と事例研究が抱えている課題は、
ナラティブ・モードの抱えている限界と、
つながっているようです。
個々の事例研究は勉強になるものが多くとも、
全体の枠組みとして、
臨床心理学全体を発展させる仕組みとしての、
弱さを、どう乗り越えていくのかが、
これからの課題になるのではないでしょうか。
今回も、前回エッセイ号の内容を踏まえた、
おさらいの問題です。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
2)【それでは問題です。】
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【Q1】世界仮説に関する問題
科学哲学者のペパーは、我々が、
世界観を周囲にあるものから比喩的に構成しようとする傾向を指して、
ルートメタファーという概念を提唱している。
なかでも、科学が現象を捉えるのに用いる4つの世界仮説を挙げている。
ナラティブ・アプローチが前提とする世界仮説として、
最も適当なのはA)~D)のうちどれか。
以下の選択肢から選びなさい。
====選択肢=====
a. フォーミズム
b. 機械論
c. 有機体説
d. 文脈主義
============
【Q2】様々な質的研究法についての問題
様々な学問領域において、
それぞれに特徴的な質的研究が考案されている。
以下の選択肢の中から、
特に看護学の研究から出てきた手法を選びなさい。
=====選択肢======
a.グラウンデッド・セオリー
b.事例研究
c.フィールドワーク
==============
【Q3】ナラティブモードについての問題
J・ブルーナーが取り上げている、
論理-実証モード(paradigmatic mode)、
物語モード(narrative mode)
の認知作用について、以下の表を埋めなさい。
| 論理-実証モード | 物語モード
――――――――――――――――――――――――――
目的 | (1) | (2)
――――――――――――――――――――――――――
評価基準| 妥当性・正確さ | 迫真性
――――――――――――――――――――――――――
結果 | (3) | (4)
――――――――――――――――――――――――――
A 説明 B 真実味 C 普遍的真理 D 理解
======選択肢=====
1) 2) 3) 4)
a. A C B D
b. A D C B
c. B A C D
d. D A C B
==============
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【次回配信】
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
次回 【解説号】… 10月24日(火)にお送りする予定です。
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【参考文献】
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● 比喩から学ぶ心理学 2004 田邊敏明 北大路出版
● 現代心理学〈理論〉事典 2001 中島義明 編 朝倉書店
● 可能世界の心理 ジェローム・S・ブルーナー著 田中一彦訳
1998 みすず書房
● 質的心理学-創造的に活用するコツ 無藤隆・やまだようこ・南博文
・麻生武・サトウタツヤ編著 2004 新曜社
● 現場心理学の発想 伊藤 哲司・下山 晴彦・佐藤 達哉・奈須 正裕
1997 新曜社
● 人生を物語る-生成のライフヒストリー- やまだようこ 編 2000
ミネルヴァ書房
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【編集後記】
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ペパーの世界仮説の話は、
実はClip!アカデミーの初めの方で
一度触れているのです。
今回は、”こころ”についての様々な
捉え方を見てきたあとで、
もう一度ここに戻ってきました。
実際、受験勉強にはほとんど無用の知識であり、
臨床心理学専攻の受験生・大学院生で
この概念を知っている人は、
おそらくclip!アカデミーを読んでいる、
皆さんくらいではないでしょうか。
ルートメタファとは、
文字通り、科学や哲学が、
世界をどのような捉え方で見ることから、
学問を立ち上げているか、
という根本の部分に関わっています。
根本を押さえておく事で、
その上に載っている知識を位置づけることは、
容易になると思います。
学部や大学院でも、
もう少し科学論、心理学論について
学生に伝えた方がいいのではないでしょうか。
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送信者:臨床心理士指定大学院受験講座
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無断転載・転用を禁止します。
2006年10月10日火曜日
【Clip!アカデミー】第57回:エッセイ号「心の物語図の未来」
【Clip! アカデミー】 第57回 2006/10/10
第1週 エッセイ号「心の物語図の未来」
◆提供:臨床心理士指定大学院受験講座◆
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◆目次◆
【弊社スタッフ竹内が、読売ファミリーに取材を受けました。】
1)【前回のまとめ】
2)【Clip!アカデミーの物語】
3)【語ることの中から意味が生まれる】
4)【ナラティブの適格性】
5)【臨床心理学と質的研究】
6)【評価の基準をどう考えるか】
7)【淘汰の仕組みを考えてみる】
8)【語りえないことをどう伝えるか】
9)【さいごに】
【次回配信日】
【参考文献】
【編集後記】
==================================================================
○ ~~~~~~Clip!アカデミーサイクル~~~~~~ ○
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↓
第2週「問題号」…練習問題
↓
第3週「解説号」…確認とフィードバック
↓
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■ 第2サイクルへ続く ■
○ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○
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1)【前回のまとめ】
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我々が今までに検討してきた、“こころ”なるものを捉えるための、
心理学における様々なアプローチ。
たとえば、「心とは関係性だ」といった捉え方を
「心をめぐる物語」とみなす試みが、
心の物語的側面=物語としての心を検討する、
第51回からのClip!アカデミーでした。
●心の物語図(仮)
===========================
それまでの理屈では説明ができず、納得ができない“何か”
↓
物語的ロジック
↓
物語による理解
===========================
ここでは、
神話からニュース報道まで、
我々は、既存の理屈、ないし、科学的説明では
納得できない”何か”についての問いを、
物語という形式を通して語ることで、
科学的な説明とは異なる形で理解してきたことを、
「なぜ心理学を学ぶのか」という問いを通して
検討していきました。
また後半では、心理学理論自体が、
論理-実証的な認知作用において
構築されたものであると共に、
物語的な認知作用によって、
単なる理屈では説明できない”こころ”を、
我々に納得させるものである、
という結論に到達しました。
これまで、我々が心理学において論じ、
検討してきた”こころ”なるものも、
我々が様々な”何か”を納得するために作り出した、
物語(ナラティブ)のひとつであるということができるでしょう。
●心の物語図2(仮)
==========================
それまでの理屈で説明できない“何か”=“こころ”
↓
科学的ロジック/物語的ロジック
↓
物語としての“こころ”=心理学理論
==========================
その意味で、
Clip!アカデミー自体が、
心理学のあり方に関する、ひとつの物語を作る試み
であるといえます。
映画や舞台などでは、
よく製作現場の裏側を取材し、
そこに「秘められた物語」をあぶりだす試みがなされます。
ここからは、Clip!アカデミーの製作秘話を、
もうひとつの物語として皆さんに語りなおすところから、
心の物語的側面についての、最後の検討をしていきましょう。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
2)【Clip!アカデミーの物語】
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
Clip!アカデミーは、
“こころ”なるあいまいな対象を、
「心とは、脳内の神経活動だ」というように、
ひとつの定義で断定してしまうことへの違和感、
あるいは、そうした“こころ”そのものの捉え方自体について、
ほとんど考えないままに、
“こころ”の全体像、心理学の全体像を解説することへの違和感から
始まりました。
その思いは、心理学全体について記述され、
入門者が最初に目にすることになる教科書である、
心理学の概論書、参考書に対する思いから出てきたものです。
概論書、参考書を読んでも面白くない、
個々の概念を暗記していっても、勉強が楽しくなりません。
教科書は、これから勉強を始めようという人が、
始めて触れるものです。
心理学を通すことで見えてくる世界を生き生きとイメージさせ、
“こころ”を研究し、それを知りたい、
という知的興奮に結び付けていくことも、
その大事な仕事のはずです。
これは、本来なら教科書を解説する、
教員の役目です。
しかし、読者層の過半数として想定している、
大学院受験者の方々は、
独学で勉強している人たちが多い。
そこで、
本メルマガでは、
個々の概念の細部を正確に解説する、
という教科書的スタンスは、「問題号」「解説号」でフォローし、
代わりに「エッセイ号」では、
心理学が“こころ”を捉えようとする試み、
心理学“全体”のイメージを、立体的に伝えようとする努力をしてきました。
すなわち、論理-実証モードで書かれていた従来の教科書の欠点を補う、
物語モードからの心理学学習を目指したのが、【Clip!アカデミー】
だったといえるでしょう。
常に、その場で考えながら、
「ひとつの仮説から全体を検討し」「仮説の限界から、新しい仮説を立てる」
という戦略によって、
それ自体が、常に“こころ”を何かに同定する事を避け、
同一性を避けて、異なる可能性へとスライドしていく、
というClip!アカデミーの方法論も、
「同一性を破り」「差異を導入する」物語モードの認知作用そのもの
といえるかもしれません。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
3)【語ることの中から意味が生まれる】
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
しかし、こうした話は、
すべて後から振り返ってみると、
という後付の理屈であり、
企画段階でここまで明確に考えていたわけではありません。
ここで注目してほしいのは、
こういった「説明」自体が、
Clip!アカデミーについて語りなおす、という試み自体から
生じてきた物語だということです。
そして、語りなおすという行為から、
「意味」が生まれてきます。
それは、なぜこのようなメルマガを書くのか?
という問いに対する答えです。
他者に向けて、ひとつの物語として語っていく中で、
●「自分(たち)がしてきたことの意味は、
こういうことだったのだ」
という意味の再確認をすることができるのです。
そして、その「意味」は、
実は企画開始当時から存在していたとはいえ、
この1年半に渡る連載の中で明確になり、
ここに至って、Clip!アカデミーの物語として構成されてきたものなのです。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
4)【ナラティブの適格性】
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【Clip!アカデミー】の物語を語ることを通して、
ナラティブの意味について確認してきました。
しかし、この物語ははたして、
皆さんにとっても「意味」を持ちえるでしょうか?
もちろん、書き手は読み手に何かを伝えたいがために、
こうして文章を書くわけですが、
何が伝わるのかは、半分は読み手にゆだねられています。
つまり、物語の評価というものは、
受け手が10人いれば10通りあるもので、
量的研究のように、ある程度フェアな評価の基準が
ないということができます。
これは、物語的な側面から、
心理学について接近しようと試みる質的研究において、
特に重要な問題を提起するのではないかと思われます。
そこで、今度は議論の方向を変えて、
物語モードにおける認知作用を、
心理学研究に持ち込もうとする際の、
現時点での疑問について検討していきましょう。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
5)【臨床心理学と質的研究】
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ナラティブが伝えようとするのは、
生きている人間の持つリアリティであり、
人々が生きて行ったことの中で、
論理的に説明できない部分の意味だといえます。
その意味で、臨床心理学において、
”こころ”の捉え方として、
物語的な側面が重視されるのは、
当然のことといえるでしょう。
質的研究、それも、
研究者が体験した事例について検証する事例研究であれば、
量的研究のように、現場の繊細な手触りが、
切り落とされてしまうことはないはずです。
しかし、
医者を含めて、
すぐれた実践家ほど、
論文を書くのが苦手だといわれる現実があります。
それに、事例研究が盛んに行われているにもかかわらず、
いつまでたっても各流派がバラバラで、
心理療法や臨床実践についての、
一般理論が現れてくる気配がないのはなぜでしょうか。
このことに、質的研究をどのような基準で評価するか、
という問題が、密接に絡み合っているように思われます。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
6)【評価の基準をどう考えるか】
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
これら2つの問いへの答えには、
ナラティブというものの性質が、
深く関与しているように思われます。
例えば、先ほど述べたように、
質的研究は、評価基準があいまいにならざるをえない
という側面があります。
量的研究が、その評価基準を、
妥当性や信頼性に置くのに対して、
質的研究では、研究対象に対して構成された仮説やモデル
(=ナラティブ)の「迫真性」が基準となります。
つまり、研究にどれだけリアリティがあるか、
説得力があるか、が重要になってくるわけです。
仮説生成のためのグラウンデッドセオリーや、
心理療法における各種理論を用いても、
質的研究の持っている、
その「迫真性」への指向性自体が、
比較し、評価し、位置づけるという、
学問の体系化や蓄積のプロセスになじまない。
そもそも、ひとつの絶対評価軸によって、
すべてを並べられうる、
というような考え方自体を嫌がるのが質的研究ですから、
もともと、評価の仕様がないともいえます。
これが、文学やメディア、個々人の話し、
であれば、そこには別種の厳しい淘汰が働いています。
心を動かされず、
面白くもない物語はすぐに消えていき、
結果的に残るのは、
真に物語としての「迫真性」「真実味」を
備えたものだけだからです。
しかし、質的研究は、物語ではなく、
論文として我々の手に届きます。
しかし、学問の世界では、比較や評価がしにくければ、
淘汰も有効に機能しないわけで、
たとえば事例研究であれば、
結局、これまで無数の事例研究が行われながら、
研究の積み重ねが臨床心理学全体を先に進める牽引力にならない、
ひとつの理由になっているように思われます。
言い換えると、
個々に読んでいく中で参考になる研究や知見はあっても、
これから先、事例の積み重ねによって、
臨床心理学自体がどう発展していくのか、
というイメージがもてなせん。
そもそも、事例研究においては、
理論からの引用は盛んにされていても、
事例研究同士の引用はほとんど見かけません。
量的研究が、引用によって先行研究に、
新しい知見を結びつけることで、どんなに小さくても、
学問全体に寄与しているのに対し、
質的研究、とくに事例研究においては、
様々な理由から、この機能が働きにくいようです。
実践からすれば、個々の事例から学べればそれでいい、
とする立場もあるでしょう。
しかし、臨床心理学が、
独自の方法論をもった学問たろうとするならば、
そうはいっていられないはずです。
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7)【淘汰の仕組みを考えてみる】
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この状況が変わるとすれば、
何が必要なのか。
極端に考えてみると、
例えば、事例研究が中途半端に論文たろうとする
事をやめたなら、新しいことが起こるのではないか、
という予感がします。
量的研究のように、
1つの研究を全体に寄与するブロックのひとつとしてとらえるのを、
やめてしまうということです。
そもそも、
質的研究が、ある現象について、
物語モードによる把握を行おうとする方法だとするならば、
その結果生じるのは、論文ではなく、物語のはずではないか。
もし、物語だと言い切ってしまうならば、
評価基準は、その物語が、いかに読者の心を動かすか、
という点のみになり、あいまいではあっても、
シンプルでフェアになります。
そうであれば、
よい事例研究は、識者の判断よりも、
読者がそこから学び取れるものの多さ、
あるいは、その研究を読むことで受ける影響の大きさから、
評価されることになるかもしれません。
これは、量的研究の、
その研究が、先行研究や理論の証明に、
どれだけ寄与したか、という基準とは、
かなり異なります。
現時点ではかなり極端な意見ですが、
個々の臨床家が、個々のの事例研究に対して、
「役に立つか立たないか」といった主観的な評価を行い、
それをシステマティックに蓄積していく仕組みが作れれば、
量的研究とは別の形で、
臨床の知を体系化していくことが可能かもしれません。
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8)【語りえないことをどう伝えるか】
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しかし、心理療法において、
内容以上に伝え方が重要なことは、
現場の臨床家は誰もが承知しているはずなのに、
事例研究において「伝え方」には
ほとんど注意が払われないのはなぜなのでしょう。
本来、事例研究の担っている機能は、
事例を通して得た知見を、
みんなで共有するというもののはずです。
ただし、ここでいう知見とは、
単に「A=B」という証明ではなく、
人間や人生の複雑なディテールに深く関わっています。
つまり、共有するに足る知見とは、
もともと言葉で表現することが難しい領域にある知見なのです。
質的研究は、
こうした語りえないものを語ろうとする
物語の性質を熟知し、そうした前提の下に、
現場や人間のリアリティを捉えようとしているはずなのに、
実際の研究や論文様式においては、
この「伝えることの難しさ」に、
あまりに無自覚であるように見えます。
そして、現在の事例研究が持っている構造が、
現場における事例の持っているリアリティや意味を、
損なってしまうものだからこそ、
有能な臨床家ほど、論文を書かなくなってしまうのではないか。
このジレンマは、事例研究だけでなく、
質的研究そのものに言えることのように思います。
だからこそ、
現場での体験が、どのように伝えれば読者に伝わるのか、
という工夫が自覚的に行われ、
一般化していったとしたら、
そこから、逆に新しい事例研究の様式
が立ち上がっていくかもしれません。
そうなれば、個々の事例が、
臨床心理学全体を前に推し進め、
臨床心理学に携わる人たちすべての
共有財産になっていくのではないでしょうか。
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9)【さいごに】
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今回のエッセイ号は、
物語図を扱う最後の号であるため、
ナラティブの限界や疑問点について、
検討してきました。
しかし、ナラティブ自体には、
大きな可能性があるのも、また事実です。
簡単にまとめるならば、
「ナラティブとは、
“親が子どもの名前にこめる思い”だ」
といっても良いのではないかと思います。
親が子どもに名前をつけるとき、
そこには必ずなにかしらの物語があります。
花のような子になって欲しい、と「花子」とつけるとか。
例え、三男だから「三郎」なのであったとしても、
そこには、その人を世界に結びつける物語が存在しています。
それは、論理では説明がつかないたぐいのものです。
「なぜ花子なのか」という問いは、
実証的にはそれこそ「語りえない」事柄です。
論理-実証モードによって形作られ、
動かされる社会になっても、物語がなくなることはないのは、
それが、人間の「思い」だからです。
臨床心理学が、
これからその存在感を確かなものにできるかどうかは、
こうした「思い」を、
どれだけ確かに論理一辺倒の社会システムの中に、
持ち込んでいけるかどうかにも、
かかっているように思えます。
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【次回配信】
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次回 【問題号】… 10月17日(火)にお送りする予定です。
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【参考文献】
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● 可能世界の心理 ジェローム・S・ブルーナー著 田中一彦訳
1998 みすず書房
● 質的心理学-創造的に活用するコツ 無藤隆・やまだようこ・南博文
・麻生武・サトウタツヤ編著 2004 新曜社
● 現場心理学の発想 伊藤 哲司・下山 晴彦・佐藤 達哉・奈須 正裕
1997 新曜社
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【編集後記】
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この部分は、楽しんで議論し、
楽しみながら書きました。
毎回、各図式の3回目のエッセイ号では、
それまで立ててきた図式を、
相対化するための反論や議論を検討しています。
そのため、だいぶラディカルな主張をしているので、
初学者の方々は、
これを主流の考え方だと思わないようにしてください。
これも、メールマガジンだからこそ
書けるたぐいの文章なのです。
あとは、皆さんが自分で文献を読み、
様々な主張を知って、ご自分で判断して欲しいと思います。
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送信者:臨床心理士指定大学院受験講座
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