【Clip! アカデミー】 第95回 2007/9/25
第1週 理論号「心理学の歴史から:ヴント(Wilhelm Wundt)」
◆提供:臨床心理士指定大学院受験講座◆
http://www.clinicalpsychology.jp/
◆目次◆
【指定大学院合格のための必須アイテム『データブック2007』好評発売中!】
1)【現在地】
2)【ヴント(Wilhelm Wundt)】
3)【知識のタネ】
【次回配信日】
【参考文献】
【編集後記】
※文中の図が正しく表示されない場合、等幅フォントでご覧ください※
メルマガの最後に【Outlook Express・Netscape Messengerの場合】
のフォント設定のやり方を載せてあります。
==================================================================
○ ~~~~~~Clip!アカデミーサイクル~~~~~~ ○
◆ 【Clip!アカデミー】は、
心理用語を紹介するだけの従来の心理系メルマガとは異なる、
1ヶ月(3週)1サイクルで完結するユニークな
無料心理学メールマガジンです。
■ 基本サイクル ■
※【今回はこちら!】 第1週「理論号」… 知識のタネをまく
↓ (用語説明から)
第2週「応用号」… 知識の根を伸ばす
↓ (具体例を中心に)
第3週「展開号」… 知識をつなげる
↓ (テーマを展開する)
第4週 基本的にお休み
(特別号が配信される場合があります)
↓
■ 第2サイクルへ続く ■
○ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【指定大学院合格のための必須アイテム『データブック2007』好評発売中!】
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
↓↓↓詳しい説明はこちらからご覧いただけます↓↓↓
http://ameblo.jp/databook2007
○ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○
◆臨床心理士指定大学院受験合格を目指す受験生の必須アイテムとして、
パンフレットには載っていない情報を凝縮しました!
◆今ならなんと、「研究計画書添削指導【無料!】」
◆「在校生の声」「卒業生の就職先」「入学試験の特徴」「研究科の特色」
「こんな受験生をお待ちしています!」「在校生の実習先」・・・
受験生が本当に知りたかった『大学院の本音』に迫りました!
※当講座受講生の方には無料で配布していますので、
ご覧いただけていない場合は至急ご連絡下さい。
info@clinicalpsychology.jp
○ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○
↓↓↓詳しい説明はこちらからご覧いただけます↓↓↓
http://ameblo.jp/databook2007
【Clip!アカデミー】では、
これからも心理学を学ぶ皆さんを応援していきます。
今後とも臨床心理士指定大学院受験講座を
よろしくお願いいたします。
Clip!アカデミー事務局
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
1)【現在地】
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
※今回から、前回特別号でお知らせしたように、
コンセプトに皆さんのご要望を取り入れて、
よりパワーアップしてお届けしています。
詳しくは、ガイダンス号2をご覧ください。
【現在のテーマ】 2巡目1ヶ月目 心理学の歴史から
「ヴント(Wilhelm Wundt)」
======================
0ヶ月目 (ガイダンス号)
【NOW!】1ヶ月目 心理学の歴史から
| 2ヶ月目 基礎心理学から1
| 3ヶ月目 基礎心理学から2
| 4ヶ月目 臨床心理学から
| 5ヶ月目 心理学研究法から
| ↓
| 【※違うテーマではじめから繰り返します。】
| ======================
↓
~~~~~~~~~~【今週】~~~~~~~~~~~~~~
用語説明は、知識のタネです。
勉強、特に受験勉強においては、まずはたくさんのタネを
自分の脳の中にまかなければなりません。
タネは小さくてかまいません。
逆に、完ぺき主義はいい結果を生みません。
はじめはできるだけコンパクトな知識からはじめましょう。
しかし、そこで勉強は終わりではありません。
そこからが、勉強のスタートなのです。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
2)【ヴント(Wilhelm Wundt)】
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
今回は心理学の歴史から、
「ヴント(Wilhelm Wundt)」
を通して、心理学について考えていきましょう。
==========用語説明==============
ヴント(Wilhelm Wundt)は、
1879年に、ライプチヒ大学に初の実験心理学の
研究室を開設したことから、心理学の父として知られる。
もともとは医学、生理学を学び、
哲学教授としてライプチヒ大学に赴任したが、
心理学を、哲学とは異なる自然科学として確立することを
目指した。
研究においては、感覚・知覚を対象に、
「意識」を内観と実験において分析し、
それを構成している法則を発見することを目的とした。
意識を構成している心的要素(単一感覚、単純感情)を、
内観報告や実験によって分析し、
心的要素が、どのような法則によって連合しているか、
を問うたのである。
ここから、彼の心理学は、
構成主義、要素主義と呼ばれることもある。
実証的研究法としての内観報告の限界や、
構成主義、要素主義的な捉え方などは、
後世において様々な批判を受けた。
しかし、
専門雑誌や学会の開設、多くの弟子を輩出し、
ドイツに限らず、
心理学研究室を欧米の大学に広めた
============================
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
3)【解説:知識のタネ】
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ヴント流の実験心理学は、
今日では古典実験心理学と呼ばれ、
心理学の教科書においては、
歴史の中にしか登場しないことがほとんどです。
彼の業績の多くは、
なんといっても、心理学を学問として成立させたことにあります。
アカデミックな学問になじみがない人には、
そもそも、「学問として成立させる」
という言葉がピンとこないかもしれません。
もとから成立している学問しか、
学校の教育では教えられないために、
それは当然ともいえます。
それでも、たとえば、占いを、
学問として成立させることは大変なことです。
ヴントのしたように、
大学内に研究室を開設し、
実証的な研究を募って専門誌を定期的に発行し、
学会を開く、ということを、
一からしなければなりません。
作ったところで、
優秀な研究者たちを惹きつけ、
彼らを養えるほどの業績を挙げて、
社会的に貢献できなければ、
学問として生き続けることができません。
「学問って、そもそもなんだろう」
という問いを持ってみると、
ヴントの業績は、とても面白いものになるのではないでしょうか。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【次回配信】
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
次回 【応用号】… 10月2日(火)にお送りする予定です。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【参考文献】
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
● 心理学辞典 中島義明 編 1999 有斐閣
● 誠信 心理学辞典 外林大作 辻正三 島津一夫 能見義博 編
1981 誠信書房
● キーワードコレクション 心理学 重野純 編 1994 新曜社
● 心理学物語 テーマの歴史 R.C.ボールズ 著 富田達彦 訳
2004 北大路出版
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【編集後記】
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
今回から、はじめに戻って、
また、心理学の歴史からです。
歴史の面白さは、
ある程度知識が溜まってからでなければ、
分かりようのないものかもしれません。
溜まってきても、
普通は敬遠されることが多いものですが、
知識に有機的なつながりを作るためには、
これほど便利な枠組みはないように思います。
簡単に全体を概括したら、
また歴史に戻ってくると、
新しい発見があるかもしれません。
そんな意味でも、
本メルマガを、勉強の刺激剤にしてもらえれば、
と思います。
====================================================================
送信者:臨床心理士指定大学院受験講座
http://www.clinicalpsychology.jp/
※Clip!アカデミーの記載内容は臨床心理士指定大学院受験講座に帰属します。
無断転載・転用を禁止します。
2007年9月25日火曜日
【Clip!アカデミー】第95回:理論号「心理学の歴史から:ヴント(Wilhelm Wundt)」
2007年9月18日火曜日
【Clip!アカデミー】第94回:ガイダンス号「【Clip!アカデミー】の新しいコンセプト」
【Clip! アカデミー】 第94回 2007/9/18
第0週 ガイダンス号 第2回「コンセプトの修正」
◆提供:臨床心理士指定大学院受験講座◆
http://www.clinicalpsychology.jp/
◆目次◆
【指定大学院合格のための必須アイテム『データブック2007』好評発売中!】
1)【現在地】
2)【基本サイクルについて】
3)【応用心理学の扱いについて】
【次回配信日】
【参考文献】
【編集後記】
==================================================================
○ ~~~~~~Clip!アカデミーサイクル~~~~~~ ○
◆ 【Clip!アカデミー】は、
心理用語を紹介するだけの従来の心理系メルマガとは異なる、
1ヶ月(3週)1サイクルで完結するユニークな
無料心理学メールマガジンです。
○ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【指定大学院合格のための必須アイテム『データブック2007』好評発売中!】
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
↓↓↓詳しい説明はこちらからご覧いただけます↓↓↓
http://ameblo.jp/databook2007
○ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○
◆臨床心理士指定大学院受験合格を目指す受験生の必須アイテムとして、
パンフレットには載っていない情報を凝縮しました!
今ならなんと、「研究計画書添削指導」無料!!
※当講座受講生の方には無料で配布していますので、ご覧いただけていない
場合は至急ご連絡下さい。
info@clinicalpsychology.jp
○ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○
↓↓↓詳しい説明はこちらからご覧いただけます↓↓↓
http://ameblo.jp/databook2007
【Clip!アカデミー】では、
これからも心理学を学ぶ皆さんを応援していきます。
今後とも臨床心理士指定大学院受験講座を
よろしくお願いいたします。
Clip!アカデミー事務局
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
1)【現在地】
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
================
【NOW!】0ヶ月目 (ガイダンス号)
1ヶ月目 心理学の歴史から
2ヶ月目 基礎心理学から
3ヶ月目 応用心理学から
4ヶ月目 臨床心理学から
5ヶ月目 心理学研究法から
================
リニューアルした【Clip!アカデミー】も、
前回の93回で、0ヶ月から5ヶ月までの一通りを、
一周したことになります。
そこで、第2周目に入る前に、
1周目を振り返って、コンセプトの修正を行いたいと思います。
なぜならば、
本メルマガは、メールマガジンの特性を生かし、
走りながら読者の皆さんの要望を取り入れ、
仮説検証を繰り返しながら、
いいものを作っていく、
というプロセスを大切にしていきたいと考えているためです。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
2)【基本サイクルについて】
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
本メルマガは、
3週間でひとつのテーマについて検討することを、
基本的なサイクルとしています。
テーマは、3週間の間に、
第1週【出題号】では、テーマについて概観し、
第2週【解答号】では、第1週で挙げた論述問題に、答えを出し、
第3週【確認号】では、テーマの広がりと、心理学とのつながりを、
確認する、という形で、検討されます。
論述問題はもともと、
皆さん自身にテーマについて考えてもらうための
仕掛けのひとつとして、
リニューアル以前から設定されていたものです。
しかし、この流れだと、
第2週【解答号】の位置づけがあいまいになりがちです。
第2週では、
第1週で提示されたテーマを深めつつ、
第1週での論述問題に答えなければならないためです。
そこで、
コンパクトに、繰り返しのなかで、
心理学について勉強する、というサイクルを、
もう一度、以下のように整理したいと思います。
第1週【理論号】用語説明を中心に、テーマを概括
第2週【応用号】具体例を中心に、テーマを深める
第3週【展開号】テーマの展開
このような【基本サイクル】であれば、
初めて読まれた方でも、
1ヶ月の流れが分かりやすいかもしれません。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
3)【応用心理学の扱いについて】
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
2ヶ月目「基礎心理学から」に続いて、
3ヶ月目「応用心理学から」を検討することも、
修正する必要があるかもしれません。
心理学の基礎を学ぶ、という本メルマガの性格上、
「応用心理学」という枠組みで1ヶ月を取ることは、
比重の上でアンバランスなのです。
そこで、
「基礎心理学」を2回に増やし、
応用については、
適宜文中で紹介するという形を試してみたいと思います。
================
0ヶ月目 (ガイダンス号)
1ヶ月目 心理学の歴史から
2ヶ月目 基礎心理学から1
3ヶ月目 基礎心理学から2
4ヶ月目 臨床心理学から
5ヶ月目 心理学研究法から
================
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【次回配信】
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
次回 【理論号】… 9月25日(火)にお送りする予定です。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【編集後記】
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
リニューアルされた【Clip!アカデミー】も、
予定通り、心理学の歴史から研究法まで、
ひとつづつテーマを取り上げながら、
検討することができました。
ここで、この新しい流れについて、
検討し、軌道修正をいくつかすることにしました。
こうした軌道修正は、
既存のテキストでは行えないことです。
多少の揺らぎや、ブレはありますが、
それも含めて、
常に仮説を立て、それを検証しながら
作っていくというライブ感覚が、
メルマガという媒体の一番の特長なのではないかと思います。
当初から主張し続けていることですが、
教科書のように、
正しい情報がすべて網羅されている、
という形式は、元から取っていません。
あくまで、皆さんご自身が、
自分で知識をまとめ、考え、身に着けていく
一助になることが、本メルマガの目的です。
こうした側面も含めて、
皆さんが教科書の意味、学ぶことの意味、
などについても、思考を広げていただければ、
これ以上の喜びはないと思います。
====================================================================
送信者:臨床心理士指定大学院受験講座
http://www.clinicalpsychology.jp/
※Clip!アカデミーの記載内容は臨床心理士指定大学院受験講座に帰属します。
無断転載・転用を禁止します。
2007年9月5日水曜日
【Clip!アカデミー】第93回:確認号「心理学研究法から:精神物理学的測定法」
【Clip! アカデミー】 第93回 2007/9/4
第3週 確認号
「心理学研究法から:精神物理学的測定法(psychophysical methods)」
◆提供:臨床心理士指定大学院受験講座◆
http://www.clinicalpsychology.jp/
◆目次◆
1)【現在地】
2)【精神物理学的測定法の広がり】
3)【心理学とのつながり】
【次回配信日】
【参考文献】
【編集後記】
※文中の図が正しく表示されない場合、等幅フォントでご覧ください※
メルマガの最後に【Outlook Express・Netscape Messengerの場合】
のフォント設定のやり方を載せてあります。
==================================================================
○ ~~~~~~Clip!アカデミーサイクル~~~~~~ ○
◆ 【Clip!アカデミー】は、
心理用語を紹介するだけの従来の心理系メルマガとは異なる、
1ヶ月(3週)1サイクルで完結するユニークな
無料心理学メールマガジンです。
■ 基本サイクル ■
第1週「出題号」… タネをまく
↓ (基礎概念と論述問題)
第2週「解答号」… 深める
↓ (論述問題の解説)
※【今回はこちら!】 第3週「確認号」… つなげる
↓ (関連諸分野から)
第4週 基本的にお休み
(特別号が配信される場合があります)
↓
■ 第2サイクルへ続く ■
○ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
1)【現在地】
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【現在のテーマ】 4ヶ月目 臨床心理学から
「精神物理学的測定法(psychophysical methods)」
================
0ヶ月目 (ガイダンス号)
1ヶ月目 心理学の歴史から
2ヶ月目 基礎心理学から
3ヶ月目 応用心理学から
4ヶ月目 臨床心理学から
【NOW!】5ヶ月目 心理学研究法から
|
| ================
↓
~~~~~~~~~~~【今週】~~~~~~~~~~~~
個々のテーマについて考えた後は、
それを、より大きな視点から、捉えなおしていきましょう。
心理学全体の視点から、そのテーマを考え直してみる。
そうすると、違う文脈から、違うテーマが、次の問いが
浮かび上がってくるかもしれません。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
2)【精神物理学的測定法の広がり】
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●マグニチュード推定法
広義の精神物理学的測定法に含められる感覚測定法である。
スティーブンスは、フェヒナーのいう、
感覚は間接的にしか測定しえない、という考え方に対して、
直接的な感覚測定法を考案した。
フェヒナーの方法では、
被験者は刺激に対する感覚の量的判断は求められない。
それに対し、
スティーブンスの方法では、
被験者は、基準となる刺激によって生じた感覚量を、
を例えば「10」としたとき、
続いて与えられた刺激はどれくらいの感覚量で表せるか、
を回答するよう求められる。
すなわち、
2倍ならば「20」、半分ならば「5」という回答になる。
このように、比較によって、
被験者に直接感覚量を回答させることで感覚尺度を
構成する方法を、マグニチュード測定法と呼ぶ。
●間隔尺度と比率尺度
スティーブンスは、
心理学的測定に用いられる尺度を、
名義尺度、順序尺度、間隔尺度、比率尺度、
の4つに分類している。
名義尺度、順序尺度は、
カテゴリー・データを分類する尺度であり、
間隔尺度、比率尺度は、
数量データを測定する尺度ということになる。
比率尺度は、華氏温度など、
絶対原点としての「0」を持ち、比率を表すことができる。
フェヒナーの考案した精神物理学的測定法で得られる尺度は
間隔尺度であり、
スティーブンスのマグニチュード測定法によって得られる
尺度は、比率尺度である。
●感覚尺度と態度尺度
感覚尺度は、
外的刺激と、それによって生じた感覚量との間の関係を
表したものであるのに対し、
態度尺度は、
行動や評価の背後にあると仮定される、
潜在変数としての「態度」を測定するためのものである。
一般に、心理学における尺度は、
感覚量や態度など、客観的に観察できない内的過程を、
測定し、予測するための道具として構成され、
用いられる。
一度確立した感覚尺度は、
感覚尺度によって測定された刺激と間隔との関係は、
物理的な法則として表現できるため、
法則に当てはめれば、
刺激の強度から、生じるであろう感覚量を
ほぼ予測可能になる。
一方、態度尺度によって測定された「態度」は、
それだけで行動や評価を規定しているとはいえない。
尺度から行動や評価を予測するためには、
回帰直線を用いることができるが、
態度のほかにも、
様々な要因が行動や評価を規定している
と考えられるため、
実際には、そうした要因を、繰り返し、
丹念に洗い出す必要がある。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
3)【心理学とのつながり】
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
心理尺度は、心理学研究において、ひとつの肝であり、
醍醐味でもあると思います。
一般においても、
”心理テスト”や”心理占い”のたぐいは、
人の関心や興味を引きます。
それも、我々が、目に見えない人間の心を、
なんらかの形で、明確に提示してくれるものを、
常に求めているからにほかなりません。
自分自身を映す鏡を、
いつも求めてしまう人間の欲求がどこから来るのか。
それ自体が、心理学において非常に興味深い
テーマになりますが、
ここでは、その欲求に対するとき、
心理学がどのように生まれたのか、を意識していることが、
大きな意味を持つのではないでしょうか。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【次回配信】
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
次回 【出題号】… 9月18日(火)にお送りする予定です。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【参考文献】
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
● 心理学辞典 中島義明 編 1999 有斐閣
● 心理用語の基礎知識 東洋・大山正・詫摩武俊 他 1973 有斐閣
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【編集後記】
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ミューラー・リヤー錯視は代表的な錯覚であり、
ほとんどどの教科書にも載っているので、
ここで実物を掲載する必要もないと思います。
それだけ、心理学のことを教えるためには、
よい教材だということでしょう。
ここでもやはり、
心理学実験の基礎や、その意味を教えるのに、
非常によい教材であることがお分かりになったと思います。
心理学が対象とするもの、
主観的な現象をどのように数量化しているのか、
条件の統制と、統計的手続き・・・。
科学としての心理学の、
まさに土台になっている要素ばかりで出来ているからです。
====================================================================
送信者:臨床心理士指定大学院受験講座
http://www.clinicalpsychology.jp/
※Clip!アカデミーの記載内容は臨床心理士指定大学院受験講座に帰属します。
無断転載・転用を禁止します。