【Clip! アカデミー】 第26回2005/12/13
第2週 問題号「心の研究法図を作る」
◆提供:臨床心理士指定大学院受験講座◆
http://www.clinicalpsychology.jp/
◆目次◆
1)【前回のまとめ】
2)【それでは問題です】
【次回配信日】
【参考文献】
【編集後記】
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■ 基本サイクル ■
第1週「エッセイ号」…問題提起
↓
※【今回はこちら!】 第2週「問題号」…練習問題
↓
第3週「解説号」…確認とフィードバック
↓
第4週 基本的にお休み
(特別号が配信される場合があります)
↓
■ 第2サイクルへ続く ■
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1)【前回のまとめ】
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前回から、Clip!アカデミーでは、
新しく心の研究法図を立てる中で、
研究法を通してまた異なる視点から心理学を見ていきたいと思います。
●心の研究法図(仮)
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【 捉え方 】 【 道具 】
・・・・・ ┌─┐ ┌─┐ ┌─┐
→ │ |【 身体 】…|操|→ 生理学的検査 →| |
→ |観|【 意識 】…|作|→ 内観法 →|仮|
“こころ”→ |察|【潜在意識】…|的|→ 事例研究・面接 →|説|
→ | |【 行動 】…|定|→ 観察法・実験法 →|検|
→ | |【認知過程】…|義|→調査法・数理的解析→|証|
・・・・・ └─┘ └─┘ └─┘
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前回エッセイ号では、
こころという目に見えないものを観察可能な形に落とし込む、
現在の心理学でも行われている一般的な過程を通じて、
心理学における研究法の検討をスタートしました。
心理学を、知識としてではなく、
心理学的なものの考え方として身に付けていくことを、
ここでは目的としましょう。
今回の問題号は、心理学におけるものの考え方の訓練となりそうな、
3題を用意しました。
なかには難しいものもありますが、
次回の解説号まで、一度自分で考え、
答えを出してみてください。
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2)【それでは問題です】
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【Q1】仮説検証
仮説検証の方法として、
もっとも不適当なものを以下の選択肢から選びなさい。
===========選択肢============
a. 例証とは、仮説の正しさを支持する実例を、
積み重ねることで、仮説を検証すること。
b. 反証とは、仮説を支持しない実例をあげることで、
仮説が成立することを証明すること。
c. 仮説検証では、どんなに例証を積み上げても、
仮説を証明したことにはならない。
d. 仮説検証では、反証が成り立つかによってこそ、
仮説が成り立つかどうかを検証することが出来る。
==========================
【Q2】心的概念と研究法
次の文章を読んで、以下の設問に答えなさい。
「こころ」やその構成要素であると思われるような人の内的過程や状態を
意味する概念、つまり心的概念を人間行動の原因的説明に用いることは、
人間の日常生活において一般的であると同様に、心理学においても古くから
一般的であった。
(略)しかし、こうした心的概念を用いて行動を説明することの根拠は、
実は非常に脆弱である。多くの心的概念は人の内部にあり行動に因果的に
先行すると仮定されているが、そうした内的過程の存在は観察された行動や
行動の規則性から類推されているに過ぎず、ほとんどの場合客観的に
観察された事象、つまり外的なものに還元されてしまう
(サトウ・渡邊・尾見,2000)。
ここで述べられている「心的概念」とは、
以下にあげた【心の側面】の中ではどれにあたるか。
A【意識】 B【身体】 C【潜在意識】 D【認知過程】
「心的概念」にあたるものを○、あたらないものを×として、
正しい組み合わせを以下から答えなさい。
======選択肢====
A B C D
a. ○ ○ ○ ×
b. ○ × ○ ×
c. ○ ○ ○ ○
d. ○ × ○ ○
=============
【Q3】
前回エッセイ号では、
目に見えない心を観察可能な形に変換し、
研究に乗せるという、心理学研究における一般的な流れの触りを
説明しました。
整理し直すと、以下のような流れになります。
こころ →(1) → (2) → (3) → (4)→ 仮説検証
次のA~Dの概念を並べ替えて、
上記の流れを完成させることのできる組み合わせを、
選択肢より選びなさい。
A 傾性概念 B 理論的構成概念 C 操作的定義 D 測定
========選択肢========
(1) (2) (3) (4)
a. A B D C
b. A B C D
c. B C A D
d. B A C D
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【次回配信】
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次回 【解説号】… 12月20日(火)にお送りする予定です。
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【参考文献】
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● 心理学論の誕生 サトウタツヤ 渡邊芳之 尾見康博 2000 北大路書房
● 心理学研究法 心を見つめる科学のまなざし 高野陽太郎・岡隆 編
2004 有斐閣
● 心理用語の基礎知識 東洋・大山正・詫摩武俊・藤永保 編 1973
有斐閣
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【編集後記】
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今回は、基礎概念の確認、といういつものパターンから、
少し外れています。
というのは、前回のエッセイ号が、
研究法の簡単な概論というより、
研究をはじめるにあたって前提となる考え方についての
内容だったためです。
そのため、今回の内容も、
少し考え方的な問題に偏っています。
頭の体操と思って、気軽にチャレンジしてみてください。
次のエッセイ号からは、
もう少し概論的な内容に戻る予定です。
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送信者:臨床心理士指定大学院受験講座
http://www.clinicalpsychology.jp/
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無断転載・転用を禁止します。
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2005年12月13日火曜日
【Clip!アカデミー】第26回:問題号「心の研究法図を作る」
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