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2007年4月24日火曜日

【Clip!アカデミー】第78回:ガイダンス号「【Clip!アカデミー】の新しいコンセプト

【Clip! アカデミー】 第78回 2007/4/24
 第0週 ガイダンス号「【Clip!アカデミー】の新しいコンセプト」

◆提供:臨床心理士指定大学院受験講座
  http://www.clinicalpsychology.jp/

  
      ◆目次◆

       1)【前回のまとめ】
       2)【【Clip!アカデミー】のスタンス】
       3)【新しいClip!アカデミー】
       4)【新しい【Clip!アカデミー】を導く2つのメタファー】
       5)【学習の、シンプルなパターン】
       6)【パターンを繰り返して、積み重ねる】
            【次回配信日】
            【参考文献】
            【編集後記】


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   ○ ~~~~~~Clip!アカデミーサイクル~~~~~~ ○

    ◆ 【Clip!アカデミー】は、
     心理用語を紹介するだけの従来の心理系メルマガとは異なる、
     1ヶ月(3週)1サイクルで完結するユニークな
     無料心理学メールマガジンです。

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1)【これまでのまとめ】
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これまでの2年間、
【Clip!アカデミー】では、
心理学を勉強する皆さんに
役立つメールマガジンを目指し、
配信を続けてきました。

今回は、そのひとつの区切りとして、
これまでの【Clip!アカデミー】のスタンスをまとめ、
それを前提とした、新しいコンセプトについて
ご説明したいと思います。


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2)【【Clip!アカデミー】のスタンス】
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◆基礎心理学の重視

 臨床心理学専攻を目指す人が増えたことで、
 基礎心理学は、学部の授業か、大学院受験でしか、
 触れたことがない、という人も増えてきました。

 しかし、
 臨床心理学は、応用心理学であり、
 様々な学派の心理療法においても、
 そのベースには、基礎心理学のほか、
 他の人文科学・自然科学の考え方がベースにあることがほとんどです。

 井の中の蛙にならないためにも、
 共通の土台としての、基礎心理学・関連諸分野について
 勉強することが重要になる、
 と【Clip!アカデミー】は考えます。

◆勉強は自分でするもの

 …概念についてまとめたり、論述を書いたりすることを通して、
  自分の中に、心理学の知識体系を構築していく「プロセス」が勉強です。

  それを代行するようなサービスは、
  逆に、皆さんを遠回りさせてしまうことになるでしょう。

  孤独で単調な作業であっても、
  自分で行う、地道な日々の積み重ねが、
  結局は一番の近道だと、
 【Clip!アカデミー】は考えます。

◆モチベーションの問題

 しかし、独学で心理学を学ぶ人々にとって、
 一番の問題は、モチベーションの継続になるでしょう。

 特に、他学部他大学の出身者で、
 身近に心理学の学習者を求められない人たちなら、
 なおさらです。

 【Clip!アカデミー】では、
 そうしたモチベーションの問題にも、
 関心を持って取り組んできました。

◆全体を俯瞰する視点

 モチベーションが低下する要因は様々ですが、
 勉強に限って言えば、
 全体の見通しが失われることで、
 日々の単調な繰り返しに意味を感じられなくなる
 ことが多いようです。

 ●将来の仕事に、どうつながるのか
 ●今勉強していることに、どんな意味があるのか
 ●心理学全体の中で、どう位置づけられるのか

 日々の勉強を、俯瞰して捉えられるような視点を
 持つことが、独学を継続するコツになる、
 と【Clip!アカデミー】は考えます。


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3)【新しいClip!アカデミー】
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以上、【Clip!アカデミー】のスタンスを取り上げました。

これまでの【Clip!アカデミー】では、
こうしたスタンスの上に、
心理学の全体像について読者の皆さんに
考えてもらえるような視点の提供や、問題提起を
行ってきました。

詳しくは、【Clip!アカデミー】バックナンバーを
ご覧ください。



その過程で、

 1 バックナンバーを読まなければ、
   内容が分かりずらい

 2 号を重ねるごとに、
   初学者向きの内容から離れていく

 3 文章量・情報量が多くなる

という構造的な欠点も出てきました。

そこで我々は、
本メルマガのスタンスと、
読者の皆さんへの利益を考える場合、
ここで、メルマガの進め方を、
改善する必要があると考えました。


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4)【新しい【Clip!アカデミー】を導く2つのメタファー】
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それでは、どのような形式にすることで、
本メルマガのスタンスに沿いながら、
より読者の皆さんに役立つメルマガにすることができるでしょうか。


ここでは、

「ドラえもん」
「バウムクーヘン」

というメタファーから、
我々が知恵を絞った、
新しい【Clip!アカデミー】のコンセプトについて、
皆さんに全体のイメージをご説明したいと思います。


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5)【ドラえもんの筋書きのような、学習の、シンプルなパターン】
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ドラえもんの筋書きに見られるような、
学習のシンプルなパターンを身につけましょう。

  マンガの「ドラえもん」では、
  毎回ストーリーのパターンが決まっています。

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  ●のび太困る→ドラえもんの道具登場→ハプニング→解決
  ==========================  

  このパターンを予め知っていることによって、
  たとえ途中からでも、視聴者は安心して、
  ストーリーを追うことが出来ます。

  ワンパターンは、バカにできない力です。

  長く継続して、愛される作品には、
  どれも、シンプルなパターンがあるものなのです。

新しい【Clip!アカデミー】では、

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  第1週【基礎概念】→第2週【考える】→第3週【広げる】
   (用語説明と問題1題)(解答例)   (関連トピック)

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という約1ヶ月のサイクルが、それにあたります。

つまり、ひとつの基礎概念を、
3週かけて扱うことになります。

各テーマについて、
第1週で取り上げた基礎概念について、
第2週までに自分で考えてみてください。

第3週では、テーマにまつわる、
様々な関連知識の中から、一部をご紹介します。

皆さんは、勉強するとき、
同じことを頭の中で行っているはずです。

基礎概念は、はじめはただの暗号にすぎません。

基礎概念に意味を持たせ、知恵に変えるのは、

 1)皆さんが、それについて自分の頭で考え、
 2)他の知識と結びつけることができたときです。

【Clip!アカデミー】では、
その学びのパターンを3週間周期で、
常にはじめに戻りながら、繰り返し反復します。


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6)【バウムクーヘンのように、パターンを繰り返して、積み重ねる】
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学習のパターンは、
バウムクーヘンのように繰り返し繰り返し積み重ねましょう。        

  バウムクーヘンは、
  ご存知のように、カステラ状の生地を、
  切り株の年輪のように焼き重ねたお菓子です。

  同じように、【Clip!アカデミー】でも、
  半年ごとに最初のテーマに戻り、
  心理学の歴史から研究法までの
  5つのテーマを繰り返し反復しながら、
  知識を育てていきます。  
  
●5つのテーマ
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     |          |
     ↓          |
0)心理学のガイダンス     |
1ヶ月 心理学の歴史から    |
2ヶ月 基礎心理学から     |
3ヶ月 応用心理学から     |
4ヶ月 臨床心理学から     |
5ヶ月 心理学研究法から    |        
     |          |
     ↓          |
      ----------
=================
  
一般的な入門書、教科書は、
通読し、網羅することが前提であり、
反復することを前提には作られていません。

しかし、1回通読した後の「心理学の歴史」は、
はじめに読んだときの「心理学の歴史」とは、
理解度も、受け取るものも、まったく異なります。

これが、はじめから何回も反復することの効果です。


  知識は、小さくまとめて、
  何回も繰り返す中で、大きく育っていくのです。


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【次回配信】
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   次回 【問題号】… 4月29日(火)にお送りする予定です。

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【参考文献】
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● ドラえもん(1)~ 藤子・F・不二雄 著 1974 小学館 

● ササッとできる!市販のお菓子で作るかんたんおやつ 小川聖子 著
  2005 PHP研究所


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【編集後記】
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さて、心理学は、ひとつの捉え方だけでは捉えきれない、
すなわち、複数のパラダイム(=学問の枠組み)が
乱立している状態にあるといわれます(プレ・パラダイム状態)。

この状態は、自然科学においては、
パラダイムが確立し、
受け入れられるまでの移行的状態と考えられます。

しかし、社会科学においては、
そもそも、研究対象自体が、ひとつの捉え方で捉え切れるのか、
という疑問がつきまとうことになります。

心理学の対象も同様です。

”こころ”が捉えきれないのは、
”こころ”自体がそもそも「そういうもの」なのか、
あるいは、捉えきれるような枠組み自体が、
まだ生まれていないのか。

従うべき枠組みが一貫していないのは、
学習者にとっては、ときに混乱のタネにもなりますが、
それ自体が、”こころ”の特徴かもしれないのです。

この、”こころ”はひとつのパラダイムで捉えきれるのか、
という問題提起は、
【Clip!アカデミー】では、
繰り返し強調してきた点です。

臨床心理学は、ひとりひとりの個人を、
対象にしています。

ですから、
人間を、ひとつの捉え方だけで判断することに、
少なからず矛盾と違和感を感じざるをえない立場にあります。

これは、一方では、
理論的根拠の弱さとして、
学問的にはマイナスとして働きます。

しかし、もう一方では、
常に新しい捉え方に開かれていると言う意味で、
臨床的にはプラスに働くこともあります。

これからの【Clip!アカデミー】では、
この違和感を大切にしながら、
今度は、心理学の知識を、ゆっくりと育てていきましょう。


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送信者:臨床心理士指定大学院受験講座 
 http://www.clinicalpsychology.jp/  
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 無断転載・転用を禁止します。

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