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2005年6月14日火曜日

◆【Clip!アカデミー特別号】不定期連載「心理”学外”人物伝(第1回)デカルト」

           ◆【Clip! アカデミー特別号】2005/06/14
       不定期連載「心理“学外”人物伝(第1回)デカルト」

◆提供:臨床心理士指定大学院受験講座
  http://www.clinicalpsychology.jp/
   
          ◆目次◆
   
       1)【心理“学外”人物伝とは】
         2)【ルネ・デカルト】
                【次回配信日】
                【参考文献】
                【編集後記】
   
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      ○ ~~~~~~~~~お知らせ~~~~~~~~~~ ○
   
         【Clip!アカデミー特別号】をお送りします。
   
          特別号では、皆さんに役立つ様々な情報を、
          今後不定期で発信していく予定です。
   
         【Clip!アカデミー】ともども、
          これからもよろしくお願いいたします。
   
                  Clip!アカデミー事務局一同
   
      ○ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○ 
   
   
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   1)【心理“学外”人物伝とは】
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   哲学、文化人類学、社会学…などなど、心理学に大きな影響を与えた巨人を、
   
   心理学の“外”からピックアップして読者の皆さんにご紹介するコーナー
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   心理学を勉強していると、
   心理学以外にも、様々な学問や人名を目にするでしょう。
   そんなとき、どうしていますか?
   
   見てみぬフリをしていないでしょうか。
   
   心理学については体系的に勉強をしている人でも、
   近接領域や、学問全般については関心が薄く、また、自分には分からない、
   難しい領域だ、と感じて敬遠している人が多いようです。
   
   
   そう、実は心理学初学者にとって、往々にして
   
   ● 心理学そのものより、関連分野こそ、ガイドを必要とする分野なのです。
   
   
   【心理“学外”人物伝】によって、
   手を出しづらいからといって、見て見ぬふりをするのはやめましょう。
   
   ここであげる人々や、彼らの代表する学問全てについて、
   知識を深める必要はありません。
   
   ただ、ひとりでも関心を持った人がいれば、
   その分野を読み進め、自分の世界を広げてみてください。
   
   自然科学、人文科学の区別はさておき、
   外にひとつでもお気に入りの学問を持つことで、
   心理学をまた新しい視点から見ることが出来るようになるでしょう。
   
   特別号初めての 心理“学外”人物 は、
   
   哲学界の巨人ルネ・デカルトです。
   
   
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   2)ルネ・デカルト(Descartes, 1596‐1650) 【哲学】
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   デカルトという名前から、心理学を連想する人は少ないであろう。
   
   しかし、デカルトが存在しなかったならば、
   今日の心理学は少し違ったものになっていたかもしれないのである。
   
   
   デカルトは1596年に、
   フランスの旧い貴族の家に生まれた。
   
   母は大変に病弱な人で、
   デカルトはその病弱体質を見事なまでに受け継いだ。
   
   顔色は青白く、朝寝の習慣を欠かさずには活動できない程であった。
   
   しかし、
   この長い朝の瞑想が、
   後にデカルトの哲学の源となったのである。
   
   
   心理学的観点からみて、デカルトの功績は大きく分けて2つある。
   
   
      ◆ 1つは、「機械論的世界観」
   
      ◆ 2つめは、「心身二元論」の重視である。
   
   機械論的世界観とは
   
   世界の全てが単純な物理法則に支配されていると考える世界観
   
   である。
   
   世界を時計仕掛けの精密機械に見立てたため、
   機械論と名付けられたこの世界観は、
   それまでの神や精霊等の超自然的存在により
   主観的に物事を解決しようとするファンタジー的世界観から
   「科学」を飛躍的に進歩させた。
   
   神学的観点を一切、排除したこの考え方がなければ、
   科学は発展する術を持たなかったからである。
   
   全てに機械論的世界観を適用しようとしたデカルトであったが、
   機械論を適用できない精神の世界があることにも気付いた。
   
   よってデカルトは世界を、
   
   
      ◆ 機械論的世界観が適用できる物質の世界
   
      ◆ 適用できない人間の精神の世界
   
   の2つに分けた。
   
   そして精神の世界を分析する上でも、
   神学的観点を排除したため、
   それまで「心」と密接に関連していた魂等の概念はついに消滅し、
   ここに初めて心の定義が明確化した。
   
   こうして精神や肉体の定義がはっきり示されたことで、
   心理学や医学は発展するための基盤をようやく確立できたのである。
   
   
   【デカルトの主な著作】
   
      ● 『方法叙説』(1637)
      ● 『省察』(1641)
      ● 『哲学の原理』(1644)
      ● 『情念論』(1649)
      ● 『世界論』(1664)
   
   
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   【次回配信日】
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   次回、エミール・デュルケム (Durkheim 1858-1917) 【社会学】
   
   ※ 特別号のため、心理“学外”人物伝は不定期連載となります。
   
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   【参考文献】
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   ● 心理学物語 2004 ボールズ, R. C. 富田達彦 訳 北大路書房
   
   ● 精神医学文献辞典 2003 松下正明 弘文堂 
   
   ● 「方法序説」を読む-若きデカルトの生と思想 1995 山田弘明 
     世界思想社
   
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   【編集後記】
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   Clip!アカデミー読者の皆さんこんばんは。
   
   不定期配信の、【Clip!アカデミー特別号】をお送りします。
   
   こちらでは、
   アカデミックな内容以外にもいろいろと、
   心理学の勉強に役立つ情報を発信していきたいと考えています。
   
   というわけで、まず第一弾は、
   心理学以外の領域から、心理学に深くかかわる研究者たちを
   紹介する企画を立ち上げてみました。
   
   デカルト以下、これからも、心理学に関連は深いながら、
   日頃接する機会のない様々な分野の巨人たちを紹介していきたい
   と思います。
      
   不定期ではありますが、
   Clip!アカデミーともども、よろしくお願いいたします。
   
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送信者:臨床心理士指定大学院受験講座 
 http://www.clinicalpsychology.jp/  
 ※Clip!アカデミーの記載内容は臨床心理士指定大学院受験講座に帰属します。   
 無断転載・転用を禁止します。   
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