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2006年1月10日火曜日

【Clip! アカデミー】第29回:問題号「心の研究法図を分析していくと」

【Clip! アカデミー】 第29回 2006/1/10
第2週 問題号「心の研究法図を分析していくと」

◆提供:臨床心理士指定大学院受験講座
  http://www.clinicalpsychology.jp/      

◆目次◆

            1)【前回のまとめ】
            2)【それでは問題です】        
              【次回配信日】
              【参考文献】
              【編集後記】

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   ○ ~~~~~~Clip!アカデミーサイクル~~~~~~ ○

    ◆ 【Clip!アカデミー】は、
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            ■ 基本サイクル ■
            第1週「エッセイ号」…問題提起
                 ↓
 ※【今回はこちら!】 第2週「問題号」…練習問題 
      ↓
         第3週「解説号」…確認とフィードバック
                 ↓
           第4週 基本的にお休み
         (特別号が配信される場合があります)
               ↓
            ■ 第2サイクルへ続く ■

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1)【前回のまとめ】
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●心の研究法図(仮)
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          【 捉え方 】     【  道具   】
・・・・・  ┌─┐       ┌─┐           ┌─┐
     → │ |【 身体 】…|操|→ 生理学的検査  →| |
     → |観|【 意識 】…|作|→ 内観法     →|仮|
“こころ”→ |察|【潜在意識】…|的|→ 事例研究・面接 →|説|
     → | |【 行動 】…|定|→ 観察法・実験法 →|検|
     → | |【認知過程】…|義|→調査法・数理的解析→|証|
・・・・・  └─┘       └─┘           └─┘
===================================

前回エッセイ号では、
これまでに、心の研究法図を立てて検討してきた、
心理学における研究法について、さらに詳細な分析をしていきました。

●心の研究法図2(仮)
===================================

【 捉え方 】 【  道具   】  【研究への影響】 

【 身体 】→ 生理学的検査   …【科学的観察】
【 意識 】→ 内観法      …【言語報告】
【潜在意識】→ 事例研究・面接  …【対話】
【 行動 】→ 観察法・実験法  …【条件統制】
【認知過程】→ 調査法・数理的解析…【モデル構築】

===================================

心の研究法図2は、
心理学が、心の様々な側面を捉えるために、
道具となる研究法を工夫してきたこと、
その結果が、今日の個々の研究にも影響を与えていることを
示しています。

そこで今回も、
前回に続き、研究に関する問題3問を通して、
研究法への理解を深めていきましょう。

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2)【それでは問題です】
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【Q1】変数に関する問題

以下の中から、もっとも適切な主張を、ひとつ選びなさい。


==========選択肢==============

 a. 独立変数は多ければ多いほど、分析に有利である。
 b. 独立変数と予測変数は、どちらも観測変数である。
 c. y = ax + bの中で、変数は aである。
 d. 従属変数は、分析自体には関わりのない、
   いわばおまけのようなものである。

===========================


【Q2】統制に関する問題


以下にあげた実験の手続きにおいて、
実験した後に行うものとして、もっとも適当なものを、
次の選択肢からひとつ選びなさい。

   =====選択肢=======
 
     a. 実験計画法
     b. 実験室状況
c. ディブリーフィング
     d. 実験群と統制群

   ===============


【Q3】多変量解析に関する問題


多変量解析とは、どのような解析方法か。
以下に挙げた1~4の文章の正否の組み合わせとして、
もっとも適切なものを、以下の選択肢から選びなさい。

1)正しいモデルを判定してくれる
2)正しいモデルを探してくれる
3)正しいモデルを作ってくれる
4)正しいモデルであることを証明してくれる


  =====選択肢=======

     1) 2) 3) 4)

    a. ○  ○  ×  ×
   b. ○  ○  ×  ○
    c. ×  ×  ○  ○
    d. ×  ×  ×  ×

  ===============


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【次回配信】
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   次回 【解説号】… 1月17日(火)にお送りする予定です。

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【参考文献】
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● 心は実験できるか―20世紀心理学実験物語 
  ローレン・スレイター 著 岩坂彰 訳 2005 紀伊国屋書店

● 心理学研究法 心を見つめる科学のまなざし 高野陽太郎 岡隆 編
  2004 有斐閣

● あなたもできるデータの処理と解析 岩淵千明 編著 1997 福村出版

● 心理学研究法 心を見つめる科学のまなざし 高野陽太郎・岡隆 編
  2004 有斐閣
 
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【編集後記】
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心理学実験を扱った映画として、
一時話題になった「ES」があります。

参考文献の先頭に挙げた
「心は実験できるか―20世紀心理学実験物語」という本は、
ミルグラムの電気ショックの実験、ハーローのアカゲザルの実験、
など、有名な心理学実験についての、
ドキュメンタリーといえる内容の本です。

著者は、臨床心理学者でもある
ジャーナリストすが、、
内容もセンセーショナルな書き方がされています。

ただ、教科書的な勉強をした後で読むと、
知識に血肉をつけるためのいろいろな材料を
与えてくれるかもしれません。


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送信者:臨床心理士指定大学院受験講座 
 http://www.clinicalpsychology.jp/  
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 無断転載・転用を禁止します。   
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