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2007年7月24日火曜日

【Clip!アカデミー】第88回:出題号「臨床心理学から:幻肢(phantom limb)」

【Clip! アカデミー】 第88回 2007/7/24
第1週 出題号「臨床心理学から:幻肢(phantom limb)」

◆提供:臨床心理士指定大学院受験講座
http://www.clinicalpsychology.jp/   
      ◆目次◆

            1)【現在地】
            2)【幻肢(phantom limb)】
            3)【論述問題】
              【次回配信日】
              【参考文献】
              【編集後記】



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   ○ ~~~~~~Clip!アカデミーサイクル~~~~~~ ○

    ◆ 【Clip!アカデミー】は、
     心理用語を紹介するだけの従来の心理系メルマガとは異なる、
     1ヶ月(3週)1サイクルで完結するユニークな
     無料心理学メールマガジンです。
   
            ■ 基本サイクル ■
  ※【今回はこちら!】第1週「出題号」… タネをまく
                 ↓  (基礎概念と論述問題)
            第2週「解答号」… 深める 
      ↓    (論述問題の解説)
            第3週「確認号」… つなげる
                 ↓    (関連諸分野から)
           第4週 基本的にお休み
         (特別号が配信される場合があります)
               ↓
            ■ 第2サイクルへ続く ■

   ○ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~  ○

 

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1)【現在地】
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【現在のテーマ】 4ヶ月目 臨床心理学から
             「幻肢(phantom limb)」

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        0ヶ月目 (ガイダンス号)   
        1ヶ月目 心理学の歴史から
        2ヶ月目 基礎心理学から
3ヶ月目 応用心理学から
  【NOW!】 4ヶ月目 臨床心理学から
   |   5ヶ月目 心理学研究法から 
   |
   |  ================
   ↓

 ● 第1週「出題」号
  「臨床心理学から:幻肢(phantom limb)」はコチラ↓

   ~~~~~~~~~~【今週】~~~~~~~~~~~~~~

    今サイクルのテーマについて簡単にまとめるとともに、
    関連した論述問題を出題します。

    単に用語をまとめて暗記することに終わらず、
    そこから、自分独自の問いを立て、
    知識を広げていきましょう。

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2)【幻肢(phantom limb)】
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今回は臨床心理学から、
「幻肢(phantom limb)」
を通して、心理学について考えていきましょう。


==========用語説明==============

幻肢とは、事故や病気などで失った手足が、
まだそこにあるかのように感じられる症状を指す。

幻影肢とも訳され、そのほか、疼き、痛み、かゆみ、
痺れや運動の感覚などが生じることもある。

幻肢は、新しい環境に順応するにつれて減衰、消失に向かう
ことが多いとされるが、個人差が大きい。

幻肢を生じていた、
四肢を損失する前の身体像(body image)が、
新しい状況に合わせて修正されたと考えることができる。

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幻肢は、四肢を失うような大事故や病気のほとんどで生じ、
時に痛み(幻肢通)を伴うこともあるため、
リハビリテーションの領域では大きな問題となります。

幻肢痛は、義手や義足をよく使う人の方が少なく、
事故や失った部分、切断へのこだわりが強いほど多いというように、
心理的な要因も関係しているといわれています。


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3)【論述問題】
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「幻肢と幻覚の違いはどこにあるか。」


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【次回配信】
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   次回 【解答号】… 7月31日(火)にお送りする予定です。

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【参考文献】
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● 心理学辞典 中島義明 編 1999 有斐閣

● キーワードコレクション 心理学 重野純 編 1994 新曜社


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【編集後記】
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感覚や知覚は、心理学ではもっとも早くから研究の対象に
されていたように、科学的な研究になじみやすい性質があります。

個人差が少なく、繰り返し、
同一の現象を再現することが可能なことが多いためです。

しかし、一方で、
臨床における感覚や知覚、
もしくは、”身体”とくくられた場合、
話が大きく異なってくることも多くあります。

幻肢や幻肢痛の原因が特定できず、
幻肢痛に至っては、明確な治療法が確立していないこと、
心理的な要因で症状が変化することは、
身体の複雑さのひとつの例と見ることが出来るでしょう。


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送信者:臨床心理士指定大学院受験講座 
 http://www.clinicalpsychology.jp/  
 ※Clip!アカデミーの記載内容は臨床心理士指定大学院受験講座に帰属します。   
 無断転載・転用を禁止します。

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