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2005年8月23日火曜日

 【Clip!アカデミー】第14回:問題号「心の過程図を捉えなおす」

【Clip! アカデミー】 第14回2005/08/23
第2週 問題号「心の過程図を捉えなおす」
◆提供:臨床心理士指定大学院受験講座
  http://www.clinicalpsychology.jp/

  
      ◆目次◆

            ※【セミナーのお知らせ】※
            1)【前回のまとめ】
            2)【それでは問題です】
          【Q1】心の過程図に関する問題
          【Q2】リバースエンジニアリングに関する問題
          【Q3】家族システムに関する問題
          【Q4】サイバネティクスに関する問題
          【Q5】システム理論と心理学に関する問題
              【次回配信日】
              【参考文献】
              【編集後記】

 ※文中の図が正しく表示されない場合、等幅フォントでご覧ください※

  メルマガの最後に【Outlook Express・Netscape Messengerの場合】
  のフォント設定のやり方を載せてあります。

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   ○ ~~~~~~Clip!アカデミーサイクル~~~~~~ ○

    ◆ 【Clip!アカデミー】は、
     心理用語を紹介するだけの従来の心理系メルマガとは異なる、
     1ヶ月(3週)1サイクルで完結するユニークな
     無料心理学メールマガジンです。
   
            ■ 基本サイクル ■
            第1週「エッセイ号」…問題提起
                 ↓
 ※【今回はこちら!】 第2週「問題号」…練習問題 
      ↓
         第3週「解説号」…確認とフィードバック
                 ↓
           第4週 基本的にお休み
         (特別号が配信される場合があります)
               ↓
            ■ 第2サイクルへ続く ■

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1)【前回のまとめ】
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前回は、
プロセスという側面から心を捉えた心の過程図を、
より大きな(マクロな)視点、より小さな(ミクロな)視点から、
捉えなおす試みを行いました。

心をプロセスとして捉えるとき、
イメージされるのは、川の流れです。

川の流れから離れて、より大きな視点から眺めると、
山に雨が降り、それが寄り集まって川となり、
海に合流して、また蒸発して雨雲を形成する、
というエコシステムが見えてきます。

こうした視点において見えてくる問いは、
より大きなシステムの中で、川がどのような役割を、
どのように果たしているのか、というものでしょう。

逆に、川の流れに近づき、より小さな視点から眺めてみると、
見えてくるのは、水分子の複雑な振る舞いです。

ここでは、水の分子の個々の振る舞いから、
どのように全体の川としての性質が生じるのか、
という問いが出てくるかもしれません。

前回エッセイ号で取り上げてきた、
システム理論と、ニューラルネットワーク(コネクショニズム)
は、心に関する、このような対極的な視点でした。

人間の心を研究する上では、
どちらも避けて通れない視点ではありますが、
どちらも心理学だけでは解くことのできない領域です。

心理学を勉強する皆さんには、
不案内な領域だと思われるので、
今回問題号では、以上のテーマについて、
練習問題を通じて、慣れてもらうことにしましょう。


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2)【それでは問題です。】
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【Q1】心の過程図に関する問題

● 心の過程図(仮)
 ┌――――――――┐
 |物理的エネルギー|
 └――――――――┘
   ↓
 ┌--------------------------┐
 |身体|→|知覚|→|認知過程|→|潜在意識|→|意識|
 └--------------------------┘
                           ↓
                         ┌――┐
                         |行動|
                         └――┘


心の過程図において、矢印にしたがって流れているものは、
そもそもなにか。
次の選択肢からもっとも適切なものを選びなさい。

   =======選択肢=======

    a. エネルギー

    b. 情報

    c. 意識

    d. 表象

   ===================


【Q2】リバースエンジニアリングに関する問題

リバースエンジニアリングとは、再現するための技術である。
認知心理学の観点から見た場合、
リバースエンジニアリングの対象としてもっとも不適当なものは、
次の選択肢のうちどれか。

 ======================選択肢======================

  a. 人間の知能を再現しようとする、人工知能

  b. 人間自身を再現しようとする、人工人間(ロボット)

  c. 人間の臓器を再現しようとする、人工臓器

 =================================================


【Q3】家族システムに関する問題

家族システム理論の立場から見たとき、
夫婦というシステムを規定するものとして
もっとも重視されると考えられるのは、次の選択肢のうちどの側面か。

   ============選択肢============

     a. 婚姻届

     b. 愛情

     c. コミュニケーション

     d. 習慣

   =============================


【Q4】サイバネティクスに関する問題

サイバネティクスは、
システムを制御するための方法論を提供する。

N.ヴィーナーは、システムの制御に用いられる相互作用として、
フィードバックと、フィードフォアードをあげている。

夫婦システムにおける以下の選択肢は、
フィードバック、フィードフォアード、どの例といえるか。

適切な組み合わせを答えなさい。

1) 妻が泣くと、夫は我に返って慰めた
2) 妻が泣くと、夫はより激しく手を挙げた
3) 夫は、これを言ったら妻は泣き出すだろう、と口をつぐんだ

A プラス・フィードバック B マイナス・フィードバック
C フィード・フォアード 

   ==========選択肢============

        1)  2)  3) 
   
    a.   A   B   C

    b.   A   C   B

    c.   B   A   C

    d.   B   C   A

   ============================


【Q5】システム理論と心理学に関する問題

一般システム理論の視点から見たとき、
人間は有機体システムとして捉えられる。

以下の心理学研究者のうち、
有機体論に基づく人間観に、立っていないものを答えなさい。

   ============選択肢============

    a. ピアジェ

    b. ワトソン

    c. ロジャーズ

    d. オールポート

   =============================


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【次回配信】
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   次回 【解説号】… 8月30日(火)にお送りする予定です。

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【参考文献】
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● 心理用語の基礎知識 東洋・大山正・詫摩武俊 他 1973 有斐閣 

● 一般システム理論 1973 フォン・ベルタランフィー著 長野敬
  太田邦昌訳 みすず書房

● 人格心理学 上・下 G.W.オールポート 著 今田恵 訳 1968
  誠信書房

● 事例で学ぶ家族療法・短期療法・物語療法  長谷川啓三 若島孔文
  2002 金子書房


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【編集後記】
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アンケートに回答いただいた皆さん、ありがとうございました。

ここでひとまず、ひと段落としたいと思いますが、
集計フォームは残しておくので、
お気づきの点がありました際は、遠慮なくご回答ください。

今後の参考とさせていただきます。

さて、今後のセミナーの予定としては、
9月10日に、大学院受験についてのテストゼミセミナー、
を行うことが決定しました。

テーマは、「臨床心理士指定大学院に合格するために必要なこと」


また、今後模擬試験セミナーも実施を検討しています。

詳しい情報は、臨床心理士指定大学院受験講座 HPをご覧ください。

 
皆さんのご意見をいただき、
Clip!アカデミーをよりよいものにしていくため、
これからもアンケートを実施していきたいと考えています。

ご協力をお願いします。

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送信者:臨床心理士指定大学院受験講座 
 http://www.clinicalpsychology.jp/  
 ※Clip!アカデミーの記載内容は臨床心理士指定大学院受験講座に帰属します。   
 無断転載・転用を禁止します。   
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