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2006年6月27日火曜日

【Clip!アカデミー】第47回:問題号「心の関係図を広げる」

【Clip! アカデミー】 第47回 2006/6/27
第2週 問題号「心の関係図を広げる」

◆提供:臨床心理士指定大学院受験講座
  http://www.clinicalpsychology.jp/
  
      ◆目次◆

            1)【前回のまとめ】
            2)【それでは問題です】
           【Q1】集団の力学に関する問題
           【Q2】集団の研究法についての問題
           【Q3】集団と学問領域に関する問題
              【次回配信日】
              【参考文献】
              【編集後記】



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   ○ ~~~~~~Clip!アカデミーサイクル~~~~~~ ○

    ◆ 【Clip!アカデミー】は、
     心理用語を紹介するだけの従来の心理系メルマガとは異なる、
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            ■ 基本サイクル ■
            第1週「エッセイ号」…問題提起
                 ↓
 ※【今回はこちら!】 第2週「問題号」…練習問題 
      ↓
         第3週「解説号」…確認とフィードバック
                 ↓
           第4週 基本的にお休み
         (特別号が配信される場合があります)
               ↓
            ■ 第2サイクルへ続く ■

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1)【前回のまとめ】
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現在Clip!アカデミーでは、
「心の関係図」をめぐる検討を行っています。

さてその前に、
繰り返しになりますが、
Clip!アカデミーの目指すところについて、
もう一度確認しておきましょう。

心理学が対象とする”こころ”なるものは
非常にあいまいな概念であり、
それを反映して、心理学自体も一貫したパラダイムを
持たず、多様な理論が入り混じって存在しています。

そのため、個々の研究や概念を勉強するだけでは、
心理学の全体像が見えてこない、
という問題が生じます。

心理学における”こころ”全体を、
様々な側面から検討することで、
多面的な”こころ”を、立体的に理解すること。

”こころ”を、
イメージ豊かに喚起できること。

そうしたまなざしを育むことによって、
個々の概念は、皆さんの中に、
息づいていくことになるでしょう。

…と、このようなコンセプトにしたがって、
毎回様々な視点から”こころ”の様々な側面を
図式化し、検討してます。

今回、心の関係図を通して検討したいのは、
関係としてのこころ、
という切り口です。

ただ、関係としてのこころ、だけでは、
イメージが沸きづらいために、
まずは、集団における関係性を検討するところから
はじめたのが、第43回のエッセイ号です。

その結果、仮に立てた図式が、
以下の図式です。

心の関係図(仮)

==========================

● 集団 = 個人1⇔個人2⇔個人3…個人N +α

“こころ”= ???⇔???⇔???…N +α

==========================

集団は、個々人の間の相互作用から成り立っている…
しかし、個々人を足しても、集団にはならない。

そこに存在する、+α。

前回エッセイ号「心の関係図を広げる」では、
その+αを中心に、
集団における関係性を検討してきました。

Clip!大学の大学院に入学したAさんが、
新しい心理療法に関する勉強会を立ち上げていくプロセスを通じて、
個々人の間の相互作用のレベルから、
組織としての規範や構造、文化のレベルまで、
集団の様々な側面を検討した結果、
集団における関係性こそ、
集団のなかで、個人の総和からはみ出してしまう部分、
なのではないか、という結論に至っています。

今回・次回の問題号、解説号では、
問題→解説を通じて、
こうした流れについて、
もう少し詳しく論じていきましょう。


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2)【それでは問題です】
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【Q1】集団の力学に関する問題

企業における不祥事隠しが、最近マスコミをにぎわせている。

外部に対して不祥事を隠し続けるという決定が、
集団討議を通じて形成されるとき生じている現象として、
もっとも適当な概念を以下の選択肢から選びなさい。

   ====選択肢====

   a. コーシャス・シフト
   b. リスキー・シフト
   c. 集団思考
   d. 集団極性化

   ===========

 
【Q2】集団の研究法についての問題

集団を研究するに至り、
(1)~(3)に当てはまるA~Cの組み合わせとして、
もっとも適切なモノを、以下の選択肢から選びなさい。

  個人と相互作用 → ( 1 )
  関係性     → ( 2 )・参与観察
  規範・構造   → ( 3 )
  集団文化    →  フィールドワーク

  A 面接 B 実験 C 調査

  ===========選択肢=======

     ( 1 ) ( 2 ) ( 3 )
   a.   A     B     C
   b.   B     C     A
   c.   B     A     C
   d.   C     A     B

  =====================


【Q3】集団と学問領域に関する問題

集団に関する以下の図式において、
A~Dと、1)~4)の組み合わせとして、
最も適当なものを、以下の選択肢から選びなさい。

―――――――――――――――――――――――――
個人1
↑↓           規範
個人2  → 関係性 →     → 集団文化
 供          々渋、
個人N

――――――――――――――――――――――――― 
←―1)―→        ←―――4)―――→
      ←―2)―→
      ←――――3)―――→

 A 社会学 B 社会心理学 C 家族療法
 D エンカウンターグループ

   =======選択肢========

      1)  2)  3)  4)
    a. D   C   B   A
    b. B   D   C   A
    c. B   C   D   A
    d. A   C   B   D

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【次回配信】
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   次回 【解説号】… 7月4日(火)にお送りする予定です。

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【参考文献】
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● グラフィック 社会心理学 池上知子 遠藤由美 サイエンス社

● 心理用語の基礎知識 1973 東 洋・大山正・詫摩武俊・藤永保 有斐閣

● 心理学 1996 鹿取廣人・杉本敏夫 東京大学出版会

● 心理学辞典 1999 中島義明ら 編 有斐閣 

● キーワードコレクション 心理学 1994 重野純 新曜社


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【編集後記】
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心の関係図は、
実際には集団についての図式といえます。

人間は、個人という枠の中だけで
完結はしていない生き物なので、
こういう切り口からも、見えてくるモノがあるでしょう。

今回、社会学と心理学の守備範囲についての
問題があります。

心理学だけでなく、
社会学を専門にやられている方からすると、
「?」な部分もあるかもしれませんが。

学問と学問の境目というものは、
論じ始めるときりがないので、
大まかなイメージをつかむためには、
これくらいで十分ではないでしょうか。

あとは、皆さんが実際に社会学、心理学に触れていく中で、
自分なりの住み分けの感覚を身につけていってください。



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送信者:臨床心理士指定大学院受験講座 
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