【Clip! アカデミー】 第113回 2008/3/11
第1週 理論号 「基礎心理学から1:行動(behavior)」
◆提供:臨床心理士指定大学院受験講座◆ http://www.clinicalpsychology.jp/
◆目次◆
1)【現在地】
2)【行動(behavior)】
3)【解説:知識の種】
【次回配信日】
【参考文献】
【編集後記】
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○ ~~~~~~Clip!アカデミーサイクル~~~~~~ ○
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■ 基本サイクル ■
※【今回はこちら!】 第1週「理論号」… 知識のタネをまく
↓ (用語説明から)
第2週「応用号」… 知識の根を伸ばす
↓ (具体例を中心に)
第3週「展開号」… 知識をつなげる
↓ (テーマを展開する)
第4週 基本的にお休み
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↓
■ 第2サイクルへ続く ■
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1)【現在地】
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【現在のテーマ】 3巡目2ヶ月目 基礎心理から1
「行動(behavior)」
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0ヶ月目 (ガイダンス号)
1ヶ月目 心理学の歴史から
【NOW!】2ヶ月目 基礎心理学から1
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~~~~~~~~~~【今週】~~~~~~~~~~~~~~
用語説明は、知識のタネです。
勉強、特に受験勉強においては、まずはたくさんのタネを
自分の脳の中にまかなければなりません。
タネは小さくてかまいません。
逆に、完ぺき主義はいい結果を生みません。
はじめはできるだけコンパクトな知識からはじめましょう。
しかし、そこで勉強は終わりではありません。
そこからが、勉強のスタートなのです。
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2)【行動(behavior)】
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今回は基礎心理学1から、
「行動(behavior)」
を通して、心理学について考えていきましょう。
============用語説明==============
人間もしくは他の有機体の
振る舞いや反応、変化などを指す。
心理学における「行動」とは、
人間の心理過程を研究するために、
客観的に観察することが困難な「意識」に対し、
科学的な検証のために重要な、
観察可能な研究対象であるとされる。
「内観」が、
主に哲学的な背景に由来しているのに対し、
「行動観察」は
ダーヴィンに続く動物研究に由来している。
ローレンツやティンバーゲンらは、
鳥類やイトヨを始めとする
動物の種特異的な行動を研究し、
反射や走性など、
生得的な行動や本能的行動について多くを明らかにした。
その流れは心理学にも受け継がれ、
ワトソンやソーンダイクを始めとする行動主義者たちは、
反射などのレスポンダントな行動のほかにも、
ネズミや猫などに迷路やレバー押しなどの課題を与え、
どのように正解を学習するかを研究し、
オペラントな獲得的行動について多くを明らかにしている。
行動の厳密な定義は難しく、
思考や言語までも行動と捉えるワトソンのような立場や、
筋肉や神経伝達など
ひとつひとつの分子的行動を対象とするか、
それ全体をひとつの特性を有する
巨視的(モル)行動として
対象とするかによっても変わってくる。
認知心理学の登場によって
行動のみを唯一の対象とは見なさなくなりつつあるが、
今日においても、
行動は心理学における研究対象としては、
欠くことのできないものである。
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3)【解説:知識の種】
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行動は、
専門用語以外においても、
広く用いられている言葉のひとつです。
心理学においては、
そのような日常語と同じ言葉が、
専門用語として用いられているケースが多いため、
取り扱いには注意が必要となります。
心理学における「行動」という言葉は、
少なくとも上述の用語説明にあるような
背景を持ったものであることを
理解しておきましょう。
行動の定義については、
若干の差異があるとはいえ、
観察可能である点については、
ほぼ心理学全体で共有されていると
考えていいと思います。
言語や情動などの、
観察が難しい現象であっても、
口に出した言葉や表情など、
外部から観察可能であれば、
言語行動や情動行動などのように、
行動として研究の対象にすることが出来ます。
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【次回配信】
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次回 【応用号】… 2008年3月18日(火)にお送りする予定です。
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【参考文献】
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● 心理学辞典 中島義明 編 1999 有斐閣
● 誠信 心理学辞典 外林大作 辻正三 島津一夫 能見義博 編
1981 誠信書房
● 心理学物語 テーマの歴史 R.C.ボールズ 著 富田達彦 訳
2004 北大路出版
● キーワードコレクション 心理学 重野純 編 1994 新曜社
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【編集後記】
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今回は、
まさしく基礎のおさらいといったニュアンスが
強くあります。
しかし、勉強の中で、
改まって基礎的な概念について
「そういえば、行動ってどんな意味なんだろう」
と思うことはあっても、
それを確認する場というものは、
実は意外に少ないものです。
しかも、
基礎的な概念ほど、
たくさんの歴史の詰まった重要な概念であるため、
その理解は一筋縄ではいかなかったりします。
教科書では、
その点があるために、
意図的に基礎的な概念については、
あまり説明を加えず、
流している場合も多いと思います。
そもそも、
理解するためにある程度の知識が
必要となるからでしょう。
そのためにも、
ある程度全体を把握してから、
また基本に立ち返る、
という姿勢が、勉強には必要になるのです。
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送信者:臨床心理士指定大学院受験講座 http://www.clinicalpsychology.jp/ ※Clip!アカデミーの記載内容は臨床心理士指定大学院受験講座 に帰属します。 無断転載・転用を禁止します。
2008年3月11日火曜日
【Clip!アカデミー】第113回:理論号「基礎心理学から1:行動(behavior)」
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