【Clip! アカデミー】 第126回 2008/7/8
第2週 応用号 「心理学の歴史から:マックス・ウェルトハイマー(Max Wertheimer)」
◆提供:臨床心理士指定大学院受験講座◆ http://www.clinicalpsychology.jp/
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「研究計画書添削プレゼント」へのご応募ありがとうございました
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前回に告知した研究計画書添削プレゼントですが、おかげさまで
7/3付けで定員となりました。
残念ながら今回は対象とならなかった方もいらっしゃいますので、
今後も皆様のお役に立てる企画を考えてまいりますので、お楽しみに。
秋入試を目指す方の研究計画書の仕上げが増えてきました。
9月入試の場合は遅くとも、8月中旬には研究計画が完成していないと
間に合いませんので、しっかりと準備を行うようにしてください。
研究計画書に関する質問は
info@clinicalpsychology.jp
までどうぞ。
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◆目次◆
1)【現在地】
2)【マックス・ウェルトハイマー(Max Wertheimer)】
3)【解説:知識の根っこ】
【次回配信日】
【参考文献】
【編集後記】
※文中の図が正しく表示されない場合、等幅フォントでご覧ください※
メルマガの最後に【Outlook Express・Netscape Messengerの場合】
のフォント設定のやり方を載せてあります。
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○ ~~~~~~Clip!アカデミーサイクル~~~~~~ ○
◆ 【Clip!アカデミー】は、
心理用語を紹介するだけの従来の心理系メルマガとは異なる、
1ヶ月(3週)1サイクルで完結するユニークな
無料心理学メールマガジンです。
■ 基本サイクル ■
第1週「理論号」… 知識のタネをまく
↓ (用語説明から)
※【今回はこちら!】 第2週「応用号」… 知識の根を伸ばす
↓ (具体例を中心に)
第3週「展開号」… 知識をつなげる
↓ (テーマを展開する)
第4週 基本的にお休み
(特別号が配信される場合があります)
↓
■ 第2サイクルへ続く ■
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※ 【初めてお読みになる方は、こちらもご覧ください。】
● 0ヶ月目 ガイダンス号
http://clipseminar.blogspot.com/2007/04/clip.html
● 0ヶ月目 ガイダンス号2
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1)【現在地】
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【現在のテーマ】 4巡目1ヶ月目 心理学の歴史から
「マックス・ウェルトハイマー(Max Wertheimer)」
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0ヶ月目 (ガイダンス号)
【NOW!】1ヶ月目 心理学の歴史から
| 2ヶ月目 基礎心理学から1
| 3ヶ月目 基礎心理学から2
| 4ヶ月目 臨床心理学から
| 5ヶ月目 心理学研究法から
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| 【※違うテーマではじめから繰り返します。】
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↓
● 第1週「理論」号
「心理学の歴史から:
マックス・ウェルトハイマー(Max Wertheimer)」はコチラ↓
【URL】
● 第2週「応用」号
「心理学の歴史から:
マックス・ウェルトハイマー(Max Wertheimer)」はコチラ↓
~~~~~~~~~~【今週】~~~~~~~~~~~~~~
知識のタネをまいたら、
次にすることは、水をあげること。
いろいろな方向から刺激してあげることで、
知識を様々なイメージで膨らませていくことが出来るでしょう。
応用号では、
理論号で紹介した概念について、
今度は具体例などを紹介しながら肉付けしていきます。
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2)【フィルム映画の中の仮現運動】
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ウェルトハイマーの行った実験の中で
もっとも知られているのが、
ケーラーやコフカらとともに行った、
ファイ現象の実験について、
もう一度おさらいしておきましょう。
それは、
タキストスコープと呼ばれる、
瞬間的に視覚刺激を提示する実験装置を用いて、
二本の棒を交互に呈示していくという実験でした。
呈示の切り替えスピードが速すぎると、
交互に提示していても、
被験者の目からは同時に呈示しているように見える。
一方、
呈示の切り替えスピードが遅いと、
被験者は、一本が呈示され、それが消えて、
もう一本の棒がその隣に現れる、
という繰り返しを知覚することになりました。
しかし、
呈示の切り替えスピードが約60ミリ秒になったとき、
被験者は、二本の棒ではなく、
一本の棒がなめらかに左右に移動するのを
知覚したのです。
このときの、
なめらかな運動の知覚現象が、
ファイ現象と呼ばれるようになりました。
刺激の離散的な変化が、
連続的な運動の知覚を生じさせる現象全般を、
仮現運動と呼びます。
ファイ現象は、
今では仮現運動の一種として知られています。
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3)【解説:知識の根っこ】
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仮現運動のもっとも日常的な例は、
フィルム映画の中です。
フィルム映画のなかでは、
登場人物や背景が、
実際に運動しているように見えます。
でも実際には、
無数の静止画がコマ送りになっているだけで、
そのような運動は存在しているわけではありません。
だとすると、
われわれが認知している運動は、
刺激の側に由来しているわけではないことになる。
それは、どのような仕組みで、
どこから来るのか?
この問いが、
ヴェルトハイマーが心理学に
残した貢献の最初のひとつになります。
ヴントやワトソンなど、
心理学の主流となっていった研究者たちは、
心的現象を、「単純感情」や「刺激」「反応」といった、
単純な要素に分解・還元し、
その単位を積み上げ・組み合わせることで、
彼らの理論を立ち上げていきました。
これは、
科学的理論には馴染みのある、
とても妥当なアプローチです。
しかし、ヴェルトハイマーは、
その”あるはずのない運動”が知覚されている、
という状況自体に関心がありました。
それは、分解し、
要素に還元されてしまったら
失われてしまう性質であり、
逆にどれだけヴントやワトソンが扱っている
最小の単位(単純感覚やら、刺激やら)
を積み重ねても、発生しない性質だったからです。
これが、
ゲシュタルトと呼ばれる性質でした。
われわれの中には、
関連もなく、意味もない刺激の中に、
まとまりや関連を見出して、
全体をゲシュタルトとして構成しようとする
傾向がある。
ゲシュタルト像自体は主観的であり、
他人からは同じ像を見ることは出来ませんが、
この傾向を明らかにしていくことで、
心的現象について、
多くのことを理解することができるのではないか。
ヴェルトハイマーが
心理学に持ち込んだ主題は、
形を変えて心理学の中で
様々に新しい研究を生み出していくことになりました。
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【次回配信】
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次回 【展開号】… 2008年7月15日(火)にお送りする予定です。
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【参考文献】
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● キーワードコレクション心理学 重野純 編 1999 新曜社
● 心理学辞典 中島義明 編 1999 有斐閣
● 心理学物語 テーマの歴史 R.C.ボールズ 著 富田達彦 訳
2004 北大路出版
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【編集後記】
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新しい価値や発見には、
心躍るものがあります。
ヴェルトハイマーが仲間たちとはじめた実験も、
その実験自体よりも、
その実験が示した可能性、
新しい心理学を指し示すものとして、
やはり彼らの心を躍らせたのではないでしょうか。
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送信者:臨床心理士指定大学院受験講座 http://www.clinicalpsychology.jp/ ※Clip!アカデミーの記載内容は臨床心理士指定大学院受験講座 に帰属します。無断転載・転用を禁止します。
2008年7月8日火曜日
【Clip!アカデミー】第126回:応用号「心理学の歴史から:マックス・ウェルトハイマー」
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