【Clip! アカデミー】 第132回 2008/9/4
第2週 応用号 「基礎心理学2:認知的斉合性理論(cognitive consistency theory)」
◆提供:臨床心理士指定大学院受験講座◆http://www.clinicalpsychology.jp/
◆目次◆
1)【現在地】
2)【認知的斉合性理論(cognitive consistency theory)】
3)【解説:知識の根っこ】
【次回配信日】
【参考文献】
【編集後記】
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のフォント設定のやり方を載せてあります。
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○ ~~~~~~Clip!アカデミーサイクル~~~~~~ ○
◆ 【Clip!アカデミー】は、
心理用語を紹介するだけの従来の心理系メルマガとは異なる、
1ヶ月(3週)1サイクルで完結するユニークな
無料心理学メールマガジンです。
■ 基本サイクル ■
第1週「理論号」… 知識のタネをまく
↓ (用語説明から)
※【今回はこちら!】 第2週「応用号」… 知識の根を伸ばす
↓ (具体例を中心に)
第3週「展開号」… 知識をつなげる
↓ (テーマを展開する)
第4週 基本的にお休み
(特別号が配信される場合があります)
↓
■ 第2サイクルへ続く ■
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※ 【初めてお読みになる方は、こちらもご覧ください。】
● 0ヶ月目 ガイダンス号
http://clipseminar.blogspot.com/2007/04/clip.html
● 0ヶ月目 ガイダンス号2
http://clipseminar.blogspot.com/2007/09/94clip.html
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【配信ミスのお詫び】
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今回の、
【Clip!アカデミー】第132回は、
本来9月2日に配信予定のものでした。
配信ミスがありましたことを、
読者の皆様にお詫びいたします。
Clip!アカデミー事務局
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1)【現在地】
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【現在のテーマ】 4巡目2ヶ月目 基礎心理学から2
「認知的斉合性理論(cognitive consistency theory)」
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0ヶ月目 (ガイダンス号)
1ヶ月目 心理学の歴史から
2ヶ月目 基礎心理学から1
【NOW!】3ヶ月目 基礎心理学から2
| 4ヶ月目 臨床心理学から
| 5ヶ月目 心理学研究法から
| ↓
| 【※違うテーマではじめから繰り返します。】
| ======================
↓
● 第1週「理論」号
「認知的斉合性理論(cognitive consistency theory)」はコチラ↓
http://clipseminar.blogspot.com/2008/08/clip131.html
● 第2週「応用」号
「認知的斉合性理論(cognitive consistency theory)」はコチラ↓
~~~~~~~~~~【今週】~~~~~~~~~~~~~~
知識のタネをまいたら、
次にすることは、水をあげること。
いろいろな方向から刺激してあげることで、
知識を様々なイメージで膨らませていくことが出来るでしょう。
応用号では、
理論号で紹介した概念について、
今度は具体例などを紹介しながら肉付けしていきます。
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※ その他バックナンバーはコチラ↓
http://clipseminar.blogspot.com/
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2)【認知的斉合性理論(cognitive consistency theory)】
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AさんとBさんの場合。
AさんがBさんに恋をしたとしましょう。
AさんとBさんの関係が、
それからどのように変化していくのか。
これは、社会心理学では態度変容
の問題として扱うことが出来ます。
AさんはBさんと付き合ううちに、
当然、Bさんの様々な側面を見ることになります。
うどんよりそばが好きだったり、
朝ごはんは和食よりパン食だったり、
おごるより割り勘で2回デートするほうがいい、
という考えを持っているかもしれません。
あるとき、
待ち合わせに早くつきすぎたAさんは、
Bさんが喫煙所でおいしそうにタバコを
吸っているところを見てしまいます。
そう、Bさんは、
これまでAさんの前でタバコを吸うことを
我慢していたのですが、
Aさんと出会う前は、
かなりのヘビースモーカーだったのです。
これを知ったAさんには、
どのような選択肢があるでしょうか。
「タバコを吸っていることを非難する」
「見て見ぬふりをする」
「Bさんを嫌いになる」
などが考えられます。
実際にどうなるかは、
駆け引きによって、
関係全体がどのような安定状態に達するか、
すなわち、認知の再体制化が行われるか、
ということになるのです。
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3)【解説:知識の根っこ】
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事物(X)を挟んだ、
自分(P)と他人(O)との関係を記述する
ハイダーのバランス理論は、
別名POX理論とも呼ばれています。
P、O、Xの間の関係を、
心情関係から、好意的(+)、非好意的(-)に、
単位関係から、
ひとつのまとまりとして認知できるか(+)、
認知できないか(-)、
によって記述します。
たとえば、
AさんとBさんの関係。
これは?
+の心情関係ですね。
つきあっているうちに、
Bさんがヘビースモーカーであることが判明したことから、
バランス理論で説明できるような、
社会的な押し引きが始まることになります。
Bさんとタバコの関係は、
心情関係でいうと+です。
ここで、Aさんもタバコが好き(+)ならば、
バランスが取れているので、
関係は安定します。
しかし、
Aさんがタバコを嫌いだとすると(-)、
インバランス状態になり、
不快な感情が生まれることになります。
対人関係上の態度の変容は、
このような関係全体の認知から、
インバランス状態を低減し、
不快な感情を避けようとして生じることになります。
一方、
フェスティンガーの
認知的不協和理論では、
P、O、Xといった三角関係は想定しません。
代わりに、それぞれの要素は、
Aさんの中の信念や意見と考えます。
「Bさんといっしょにいたい」
「タバコを吸っている人は嫌い」
これが、認知要素です。
そして、認知要素同士が矛盾することを、
認知的不協和状態といいます。
すなわち、
フェスティンガーの理論では、
不協和は、個人の中の認知的要素の
間で生じているという点で、
ハイダーの理論と少し異なることになります。
ここから、インバランス状態や認知的不協和を、
人間がどのように処理するか、
が重要な研究となりました。
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【次回配信】
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次回 【展開号】… 2008年9月9日(火)にお送りする予定です。
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【参考文献】
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● 心理学辞典 中島義明 編 1999 有斐閣
● キーワードコレクション心理学 重野純 編 1999 新曜社
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【編集後記】
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ゲシュタルト心理学では、
物理学から場の理論を心理学に持ち込みました。
対人関係は、
物理学における力場などよりも、
我々が「場」という言葉で
イメージしやすいもののひとつです。
認知的斉合性理論は、
そのような関係の場が、
それぞれの要素の関係によってダイナミックに揺らぎ、
よい安定状態に向かおうとするイメージを与えてくれます。
そこでは、
関係の上での矛盾が忌避され、
矛盾のないよい安定状態が望まれます。
日本では、
特にそのような「場の空気」が重視され、
ふさわしくない話題や、関係性、本音を持ち出すことは
タブーに近くなります。
欧米では、
一時的に認知的不協和やインバランスな状態を
引き起こしてでも、
話し合いをしていこうという風潮が、
日本よりもはありそうに感じられるのですが、
このような理論が認められるということは、
どうやら、事情はあまり変わらないのかもしれません。
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送信者:臨床心理士指定大学院受験講座 http://www.clinicalpsychology.jp/ ※Clip!アカデミーの記載内容は臨床心理士指定大学院受験講座 に帰属します。無断転載・転用を禁止します。
2008年9月4日木曜日
【Clip!アカデミー】第132回:応用号「基礎心理学2:認知的斉合性理論」
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