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2008年9月23日火曜日

【Clip!アカデミー】第134回:理論号「臨床心理学から:ゲシュタルト療法」

【Clip! アカデミー】 第134回  2008/9/23
第1週 理論号 「臨床心理学から:ゲシュタルト療法(Gestalt Therapy)」


◆提供:臨床心理士指定大学院受験講座◆ http://www.clinicalpsychology.jp/

  
      ◆目次◆

           1)【現在地】
           2)【ゲシュタルト療法(Gestalt Therapy)】
           3)【解説:知識の種】
             【次回配信日】
             【参考文献】
             【編集後記】

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   ○ ~~~~~~Clip!アカデミーサイクル~~~~~~ ○

    ◆ 【Clip!アカデミー】は、
     心理用語を紹介するだけの従来の心理系メルマガとは異なる、
     1ヶ月(3週)1サイクルで完結するユニークな
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            ■ 基本サイクル ■
 ※【今回はこちら!】 第1週「理論号」… 知識のタネをまく
                 ↓  (用語説明から)
            第2週「応用号」… 知識の根を伸ばす 
      ↓  (具体例を中心に)
            第3週「展開号」… 知識をつなげる
                 ↓  (テーマを展開する)
           第4週 基本的にお休み
         (特別号が配信される場合があります)
               ↓
            ■ 第2サイクルへ続く ■

   ○ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~  ○

 ※ 【初めてお読みになる方は、こちらもご覧ください。】

 ● 0ヶ月目 ガイダンス号
   http://clipseminar.blogspot.com/2007/04/clip.html

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   http://clipseminar.blogspot.com/2007/09/94clip.html 


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1)【現在地】
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【現在のテーマ】 4巡目4ヶ月目 臨床心理学から
        「ゲシュタルト療法(Gestalt Therapy)」

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        0ヶ月目 (ガイダンス号)   
        1ヶ月目 心理学の歴史から
        2ヶ月目 基礎心理学から1
        3ヶ月目 基礎心理学から2
  【NOW!】4ヶ月目 臨床心理学から
    |   5ヶ月目 心理学研究法から 
   |    ↓
    |  【※違うテーマではじめから繰り返します。】
   |  ======================
   ↓

 ● 第1週「理論」号
「ゲシュタルト療法(Gestalt Therapy)」はコチラ↓


   ~~~~~~~~~~【今週】~~~~~~~~~~~~~~

   用語説明は、知識のタネです。
   
   勉強、特に受験勉強においては、まずはたくさんのタネを
   自分の脳の中にまかなければなりません。
   
   タネは小さくてかまいません。

   逆に、完ぺき主義はいい結果を生みません。
   
   はじめはできるだけコンパクトな知識からはじめましょう。    
   
   しかし、そこで勉強は終わりではありません。

   そこからが、勉強のスタートなのです。    
   
   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


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2)【ゲシュタルト療法(Gestalt Therapy)】
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今回は臨床心理学から、
「ゲシュタルト療法(Gestalt Therapy)」
を通して、心理学について考えていきましょう。


============用語説明==============

ゲシュタルト療法とは、
精神科医のフレデリック・パールズが提唱した
心理療法である。

精神分析やゲシュタルト心理学、
実存主義思想など、
様々な哲学、心理学の影響を受けているが、
その基本思想は、
「今、ここ(here and now)」の重視や、
「図と地の転換」に見ることが出来る。

ゲシュタルト療法では、
クライエントが「今、ここ」に留まり、
そこで感じていることを十全に味わい、
体験することを重視する。

また、問題状況を、
前面に出ている問題(=図)と、
その背景(=地)が、固定して動かない状態か、
逆に状況を図と地に分けて、
全体としてひとつのゲシュタルト(形態)にまで体制化
できていない状態であると考えた。

ルビンの壺と呼ばれる白と黒の図形が、
白い部分に注目するか、
黒い部分に注目するか、
によって、まったく異なる全体像が浮き上がるように、
問題以外の部分に注目していく中で、
問題を含む全体の状況の意味づけが変わってしまうことがある。

これを、図と地の転換や、
ゲシュタルトの再体制化と呼んだ。

こうした鍵概念を元に、
ホットシートや、エンプティーチェアなど、
感情を強調し、わざと怒らせるような、
過激な技法を駆使するところに独自性がある。


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3)【解説:知識の種】
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今回は、ゲシュタルト療法のご紹介です。

ゲシュタルト療法という名前はついていますが、
ヴェルトハイマーやコフカら、
ゲシュタルト学派と直接の関係はないようです。

様々な思想や心理学に影響を受けており、
用いる技法も様々です。

ゲシュタルト心理学を直接心理療法に応用したというより、
ゲシュタルトの再体制化を目指す、
といったニュアンスを表現している、
と見たほうがいいかもしれません。

フレデリック・パールズは、
その有能な手腕とともに、
非常にアクの強い臨床家として知られています。

特に、
カウンセリングの教材としてよく用いられるビデオ教材
『グロリアと3人のセラピスト』では、
来談者中心療法の創始者カール・ロジャーズや、
論理療法の創始者アルバート・エリスに対して、
さかんにクライエントを挑発し、
感情を引き出します。

感情を引き出される中で、
クライエントは
今ここで体験していることを、
最大限表現したり、
自分の非言語的なサインと言語的なサインの
ギャップに気づいていきます。

それを通して、
硬直した視点が柔軟性を取り戻し、
自分が置かれている状況を、
それまでとは違った形で捉えることができれば、
問題は、もはや問題とは言えなくなります。

この、
今まで問題だとばかり思っていたことが、
実はそうではなかった、
という気づきは、驚くべきものです。

これがゲシュタルトの再体制化です。

こうした考え方は、
他の心理療法にも影響を与えており、
現在では、いわば心理療法全体の、
共有財産とでもいうべきものかもしれません。


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【次回配信】
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   次回 【応用号】… 2008年9月30日(火)にお送りする予定です。

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【参考文献】
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● 心理学辞典 中島義明 編 1999 有斐閣


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【編集後記】
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実は、ゲシュタルト学派だけでいえば、
家族療法にこそ、
大きな影響が見られるようにも思われます。

家族システムや、社会システムを
もっとも重視するのが、
家族療法だからです。

ただし、
初学者であれば、
「ゲシュタルト」と聞いて、
すぐに思い浮かぶのは
やはりゲシュタルト療法の方でしょう。

ゲシュタルト心理学と、
ゲシュタルト療法の違いや、
関連性がよく分からない、
とお思いになった方もいると思います。

その整理に役立てるために、
やはりこうした形でご紹介した次第です。


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送信者:臨床心理士指定大学院受験講座  http://www.clinicalpsychology.jp/    ※Clip!アカデミーの記載内容は臨床心理士指定大学院受験講座 に帰属します。無断転載・転用を禁止します。

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