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2005年7月26日火曜日

【Clip!アカデミー】第11回:問題号「心の流れを追う」

【Clip! アカデミー】 第11回2005/07/26
第2週 問題号「心の流れを追う 」
◆提供:臨床心理士指定大学院受験講座
  http://www.clinicalpsychology.jp/

                  
            ◆目次◆
   
              ●再度【アンケートのお願い】
            1)【前回のまとめ】
              2)【それでは問題です】
            【Q1】“身体”の側面に関する問題
            【Q2】“知覚”の側面に関する問題
            【Q3】“認知過程”の側面に関する問題
            【Q4】“意識”の側面に関する問題
            【Q5】“行動”の側面に関する問題
                 【次回配信日】
                 【参考文献】
                 【編集後記】
     
   ====================================================================
      
      
      
      ○ ~~~~~~Clip!アカデミーサイクル~~~~~~ ○
          
      
               ■ 基本サイクル ■
               第1週「エッセイ号」…問題提起
                   ↓
   ※【今回はこちら!】 第2週「問題号」…練習問題 
        ↓
              第3週「解説号」…確認とフィードバック
                   ↓
              第4週 基本的にお休み
            (特別号が配信される場合があります)
                   ↓
              ■ 第2サイクルへ続く ■
      
      
      ○ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~  ○
      
 
   ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
   1) 【前回のまとめ】
   ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
      
   前回は、心を捉える新しい図式として、
   心を「流れ」として見る試みを行いました。
   
   心的プロセスを具体的に追って行くために、
   ある日Aさんの日常のヒトコマにご登場頂きました。
   
 
   
   
   【7月19日のAさんの日記 ※一部抜粋】
      
          ○ ~~~~~~~~~~~~~~~~ ○
           
          | 「朝、道を歩いていると、     |
          |  通りの向こうに、        |
          |  Bさんが歩いているのが見えた。  |
          |  |
          |  とっさに顔を伏せたくなったが、 |
          |  思いなおして、軽く会釈した。」 |
      
          ○ ~~~~~~~~~~~~~~~~ ○
   
   
       ┌―――――――┐   
       |物理エネルギー|  「朝、道を歩いていると、
       └―――――――┘ 
   
       --------- 
       ●感覚刺激の符号化 ↓
       ---------
       ------
       ●知覚の成立 ↓    通りの向こうに、
       ------      Bさんが歩いているのが見えた。
       -----        
       ●状況判断 ↓            
       -----      
       -------    
       ●自我防衛機制 ↓   とっさに顔を伏せたくなったが、 
       -------
       -------
       ●総合的な判断 ↓   思いなおして、軽く会釈した。」
       -------
       -----     ┌――┐
       ●軽く会釈  ←→ |他者|
       -----    └――┘
   
   
   このような比較から、
   以下のような図式を得たのでした。
   
   
   ● 心の過程図(仮)
   
      ┌――――――――┐
      |物理的エネルギー| 
      └――――――――┘
          ↓
      ┌--------------------------┐  
      |身体|→|知覚|→|認知過程|→|潜在意識|→|意識|
      └--------------------------┘  
                                ↓
                               ┌――┐
                               |行動| 
                               └――┘
   
   
   さて、今回は問題号です。
   
   前回の流れを少し捕捉できるような問題を用意しました。
   
   ちなみに、
   皆さんは、問題を解くとき、
   出題者の意図というものを、考えてみることがありますか。
   
   例えばClip!アカデミーで言えば、
   毎回5問の出題です。
   
   5問の中で、何をしたいのか。
   
   ここに、毎回苦しみつつ問題を作成しています。
   
   問題を、どういう意図で作っているかにも
   気を配りながら解いてみてください。
   
   
   ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
   2)【それでは問題です。】
   ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
   
   
   【Q1】”身体”の側面に関する問題
   
   
   感覚モダリティに関する文章について、
   以下の選択肢から、不適切なものを選びなさい。
   
   
    ============================選択肢============================
   
     a. 感覚のモダリティは、ヘルムホルツが提唱した概念である。
   
     b. 同じモダリティに属する感覚は、質的に連続である。
   
     c. 異なるモダリティが連続して体験される共感覚は、
       条件付けで生じる。
   
     d. 感覚をモダリティで分類すると、視覚、聴覚、嗅覚、味覚、
       皮膚感覚、運動感覚、平衡感覚、内臓感覚などに分けられる。
   
    ==============================================================
   
   
   【Q2】”知覚”の側面に関する問題
   
   モジュールは、独立して働く情報処理の単位。
   
   我々の知覚を成立させている情報処理過程の少なくとも一部は、
   高度にモジュール化されていると考えられます。
   
   複雑な情報処理が、複数のモジュールによる
   多重構造から生じているとすると、
   一部が損傷しても全体の機能が止まることはないという利点が挙げられます。
   
   
   以上のようなモジュールを考えたとき、
   不必要と考えられる特徴を以下から選びなさい。
   
   
        =============選択肢=============
   
         a.強制的で高速
   
         b.記憶の参照を必要とする
   
         c.領域固有的に働く
   
         d.他のモジュールと干渉しない
   
        ===============================
   
   
   【Q3】”認知過程”の側面に関する問題
   
   以下に、カクテルパーティー効果のような
   選択的注意に関する説明文があります。
   
   (A)~(C)の空白に入る、適切な語句の組み合わせを
   選択肢から答えなさい。
   
   ● ブロードベンドは、(A)が多くの情報から
     一部を選別する機能を(B)と考え、
     選別された情報のみが中枢で処理されると考えた。
   
                  …これを(A)モデルという。
   
   ● これに対し、トレイスマンは、
     (B)の関与しない情報も、弱められるが中枢に送られることで、
     自分の名前など重要な情報の場合、それに気づくことが出来るとした。
   
                  …これを(C)説という。
   
   
        ==================選択肢=================
   
          (A)    (B)    (C)
   
        a. 注意    刺激の減衰 フィルター
   
        b. フィルター 注意    刺激の減衰
   
        c. 注意    フィルター 刺激の減衰
   
        =========================================
   
   
   【Q4】”意識”の側面に関する問題
   
    【哲学的ゾンビ】
   
     「我々と同じように振るまい、同じように感情を表現し、
      同じ知能を持つように見えるが、
      我々のような意識や主体だけが存在しない仮想的存在。」
   
   
   このような存在を想定することから、何が分かるでしょうか。
   以下の選択肢から、もっとも適切なものを選びなさい。
   
   
     ===========================選択肢===========================
   
      a.他人に意識があるかどうかを客観的に証明することは出来ない。
   
      b.哲学的ゾンビを作り出すような大脳の損傷部位から、
       意識の座を脳の機能として証明することが出来る。
   
      c.哲学的ゾンビは存在しない。
   
     ============================================================
   
   
   【Q5】”行動”の側面に関する問題
   
   運動を引き起こす筋や腺は、効果器と呼ばれます。
   
   効果器への神経経路を示した以下の図のうち、
   空白を埋める語句の適切な組み合わせを、以下の選択肢から答えなさい。
   
   
   中枢神経系→脊椎前柱→体性運動ニューロン→(1)→(2)運動(オペラント反応)
   
        →交感神経幹・神経節→自律性運動ニューロン→(3)・(4)→(5)運動
   
   
   (3)は、内臓を構成し、(4)は、外分泌(涙や汗)、
   内分泌(各種ホルモン)を行う。
   
   
   A 随意  B 腺  C 骨格筋  D 平滑筋  E 不随意
   
   
         ===============選択肢=============
   
          (1)(2)(3)(4)(5)
   
         a. B  C  D  E  A 
   
         b. D  E  B  C  A
   
         c. D  A  C  B  E
   
         d. C  A  D  B  E
   
         =================================
      

   ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
   【次回配信】
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      次回 【解説号】… 8月2日(火)にお送りする予定です。
   
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   【参考文献】
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     ● 現代心理学〈理論〉事典 2001 中島義明 編 朝倉書店
      
     ● 心理用語の基礎知識 東洋・大山正・詫摩武俊 他 1973 有斐閣 
          
   
     ● キーワードコレクション 心理学 重野純 1994 新曜社
   
        
     ● 脳内現象〈私〉はいかに創られるか 2004 茂木健一郎 
       日本放送出版協会
         
     ● 認知心理学を知る 第3版 1987 市川伸一 伊東裕司 編著 
       ブレーン出版 
      
     ● 自分を知り、自分を変える―適応的無意識の心理学 2005 
       ティモシー・ウィルソン 著村田 光二 訳 新曜社
      
     ● 意識の神経哲学 2004 河村 次郎 著 萌書房
   
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   【編集後記】
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   前回、アンケートにご回答くださった方々、ありがとうございました。
おかげさまで多くの方々にご協力いただいています。

   やはり、バーチャル指定校入試が人気のようですね。

   模擬面接が含まれたものは、
   これまで類を見ないものだと思います。

   ご要望がおおければ、実施していきたいと思っています。

   アンケートはまだ継続していますので、   

   選択肢以外にも、
   こんなのがあったらいいなと思うけど、
   どこにもない、というアイデアがあったら
   どんどんお寄せください。   
   

  
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送信者:臨床心理士指定大学院受験講座 
 http://www.clinicalpsychology.jp/  
 ※Clip!アカデミーの記載内容は臨床心理士指定大学院受験講座に帰属します。   
 無断転載・転用を禁止します。   
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