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2008年1月1日火曜日

【Clip!アカデミー】第106回:展開号「臨床心理学から:健忘症(amnesia)」

【Clip! アカデミー】 第106回  2008/1/1
第3週 展開号 「臨床心理学から:健忘症(amnesia)」

◆提供:臨床心理士指定大学院受験講座
 http://www.clinicalpsychology.jp/

  
      ◆目次◆
           1)【現在地】
           2)【健忘症の周辺】
           3)【解説:知識の展開】
             【次回配信日】
             【参考文献】
             【編集後記】

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   ○ ~~~~~~Clip!アカデミーサイクル~~~~~~ ○

    ◆ 【Clip!アカデミー】は、
     心理用語を紹介するだけの従来の心理系メルマガとは異なる、
     1ヶ月(3週)1サイクルで完結するユニークな
     無料心理学メールマガジンです。
   
            ■ 基本サイクル ■
            第1週「理論号」… 知識のタネをまく
                 ↓  (用語説明から)
            第2週「応用号」… 知識の根を伸ばす 
      ↓  (具体例を中心に)
 ※【今回はこちら!】 第3週「展開号」… 知識をつなげる
                 ↓  (テーマを展開する)
           第4週 基本的にお休み
         (特別号が配信される場合があります)
               ↓
            ■ 第2サイクルへ続く ■

   ○ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~  ○

 ※ 【初めてお読みになる方は、こちらもご覧ください。】

 ● 0ヶ月目 ガイダンス号
   http://clipseminar.blogspot.com/2007/04/clip.html

 ● 0ヶ月目 ガイダンス号2
   http://clipseminar.blogspot.com/2007/09/94clip.html 


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1)【現在地】
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【現在のテーマ】 2巡目4ヶ月目 臨床心理学から
        「臨床心理学から:健忘症(amnesia)」

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        0ヶ月目 (ガイダンス号)   
        1ヶ月目 心理学の歴史から
   2ヶ月目 基礎心理学から1
      3ヶ月目 基礎心理学から2
【NOW!】4ヶ月目 臨床心理学から
    |   5ヶ月目 心理学研究法から 
   |    ↓
    |  【※違うテーマではじめから繰り返します。】
   |  ======================
   ↓

 ● 第1週「理論」号
  「臨床心理学から:健忘症(amnesia)」はコチラ↓

   http://clipseminar.blogspot.com/2007/12/104amnesia.html

 ● 第2週「応用」号
  「臨床心理学から:健忘症(amnesia)」はコチラ↓

   http://clipseminar.blogspot.com/2007/12/105amnesia.html


 ● 第3週「展開」号
  「臨床心理学から:健忘症(amnesia)」はコチラ↓

   ~~~~~~~~~~【今週】~~~~~~~~~~~~~~

   知識は、知識とつなげることで、はじめて意味を持ちます。

   取り入れた知識を、自分の中に根付かせるためには、
   他の知識とつなげていくことを同時にやらなければなりません。

   展開号では、
   これまでに紹介してきたテーマを、さらに展開していきます。

   関連する様々なテーマを紹介することで、
   立体的な理解と、
   心理学の中での位置づけが、
   容易になるでしょう。
   
   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


※ その他バックナンバーはコチラ↓

http://clipseminar.blogspot.com/


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2)【健忘症の周辺】
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●健忘症と心理テスト

記憶全体を把握するための代表的な記憶検査には、
ウェクスラー式記憶検査(WMS-R)がある。

ほかにも、記憶の種類や形式によって、
ベントン視覚記銘力検査、
リバーミード行動記憶検査、
三宅式記銘力検査、
などがある。

健忘症は認知症の症状のなかでも、
早くから見られるため、
認知症のスクリーニングの一部として、
健忘症のチェックが行われることも多い。

よく使われるものに、
長谷川式痴呆スケールや、
MMSE(Mini-Mental State Examination)といったものがある。


●健忘症のケア

一過性のものや、心因性のものでない場合、
つまり、脳の器質的損傷による高次脳機能障害や、
認知症における健忘症は、
現時点では治療が困難であり、
進行の予防や日常生活における問題を解決するための、
リハビリテーションが行われることが多い。

コルサコフ症候群においては、
アルコール中毒による栄養不良(ビタミンB1の欠乏)が
直接の原因とされているため、
ビタミンB1の欠乏を予防することが先決である。


●忘却の抑圧説

忘却のメカニズムについては、

減衰説…記憶痕跡が時間経過とともに薄れていくとする説
干渉説…記憶同士が干渉しあうことで、
    想起が難しくなっていくとする説
検索失敗説…記憶を再生するための有効な手がかりが利用できないために、
      検索に失敗するとする説

などがある。

また、精神分析においては、
自我に不安を引き起こすような記憶は無意識下に抑圧され、
想起が難しくなることが知られている。

ここから、忘却のメカニズムとして、
抑圧説が挙げられることもある。

特に、
心理的な要因による健忘症においては、
このような忘却のメカニズムを想定することで、
病状の理解や、治療に役立つことが考えられる。


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3)【解説:知識の展開】
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健忘症が見られる障害のなかで、
もっとも多いのは認知症です。

物忘れが激しくなってくることは、
年を重ねることで生じる記憶力の減退であり、
病的なものでないことがほとんどです。

それでも、
本人にとっては
大きなショックにつながることがあります。

医療現場での心理職のかかわりは、
認知症のアセスメントの部分が主になります。

ですから、記憶力のチェックには、
外来で実施できるくらいに簡便で、
患者の自尊心を傷つけないような内容の検査が
好まれます。

現時点では、
健忘症に著効薬や確立した治療法があるわけではなく、
家族と連携しての日常生活の援助と、
機能回復のためのリハビリテーションが
主な対応になりますが、
近年脳科学の分野では、
アルツハイマー病や記憶過程についての研究が進んでいます。

近い将来、
こうした現状にも、変化が見られるかもしれません。

 
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【次回配信】
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   次回 【理論号】… 2008年1月15日(火)にお送りする予定です。

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【参考文献】
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● キーワードコレクション心理学 重野純 編 1999 新曜社


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【編集後記】
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◎新年あけましておめでとうございます。


年明け早々、正月からの配信となりましたが、
皆さんはどのようにお過ごしでしょうか。

受験生の皆さんも、
春入試を目指している方は、
正月なしで努力されている方も多いでしょう。

一種指定校も増え、
大学院入試も年々様変わりしているとはいえ、
希望の大学院に入るためには、
努力が必要なことには変わりがありません。

また、社会に出られている方は、
ここで勉強の習慣を自分のものにし、
学ぶ喜びを確認するために、
入試をうまく使ってほしいと思います。

学ぶことはいくつになっても意義のあることですが、
人間は強制されなければよい習慣も
身につかないものだからです。

上手に息抜きしながら、
残りの期間をよりよくお過ごしください。

今年度も【Clip!アカデミー】を、
よろしくお願いいたします。


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送信者:臨床心理士指定大学院受験講座 
 http://www.clinicalpsychology.jp/    
※Clip!アカデミーの記載内容は臨床心理士指定大学院受験講座に帰属します。     
無断転載・転用を禁止します。

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